QB1-A
Active 3-way Main Reference Monitor Speaker
PMCが誇る多くのテクノロジーをおしみなく投入したアクティブ・ラージ・スタジオ・モニター「QB1-A」
PMCのフラッグシップである本機はすでに英国メトロポリス・スタジオや米国キャピトル・スタジオなど世界中の著名なレコーディング・スタジオのメイン・モニターとしてインストールされています。
PMCオリジナルのカーボンファイバー/Nomex®ピストン・ベース・ドライバー4基を搭載し,最大音圧レベル132 dB(@1 m)というスペックを実現。一方でPMCモニターの特長ともいえる澄み切ったクリアーなサウンドと,いかなるレベルでも音質が破綻することがない精度の高いモニタリングを可能としています。
PMC伝統の「ATL™」ベース・ローディング・テクノロジーは他に類を見ない低域の再生能力をもたらし、最新鋭のオンボードDSPはドライバー・ユニットの最適化,洗練されたクロスオーバー・ネットワークをもたらします。
「QB1-A」は解像度、低域特性、ステレオ・イメージなど現代の音楽制作,ポストプロダクションにかかすことのできない要素を最高の水準でユーザーに提供することができるラージ・モニター・システムであり、PMC社が30年にわたり蓄えてきた高度なテクノロジーの結晶です。
PMCオリジナルの250 mm(10″)カーボンファイバー/Nomex®フラット・ピストン・ベース・ドライバー
「QB-1A」のベース・ドライバーはコーンの動きがより大きくなるロングスロー・デザインを採用したことで豊かで伸びのあるローエンドを実現しています。
このデザインを採用するには音質的な歪みを生じさせるコーンの変形を防ぐため非常にしなやかでありながら非常に強固な素材でできたコーンが必要となります。
そのため「QB1-A」のベース・ドライバー・ダイアフラムは、強固な六角形の素材構造で救命士の防護服などにも用いられる繊維「Nomex®」で作られた中心部を,高い剛性の2つの被膜(カーボンファイバー)でラミネートしたサンドイッチ構造を用いています。
このベース・ドライバーはPMC社オリジナルのテクノロジーです。
PMC伝統のベース・ローディング・システム ATL™ “アドバンスト・トランスミッション・ライン”
ベース・ドライバーの背面から放射される不要な周波数帯域を、様々な素材の吸音材等で最適な音響処理を施した「長いトンネル」で吸収し、非常に低い周波数帯域のみを通すことで前面のポートからベース・ドライバーと同相の音声を出力し,ポートをあたかも第二のベース・ドライバーのように機能させ、またミッド・ロー帯域への不要な倍音成分を低減させる効果も備えています。
これにより、早いレスポンスで歪のない躍動的な低域と、中高域の高い分解能と解像度を実現し、デティールの細かな鮮明なサウンドを提供します。また、音量レベルの大小にかかわらず周波数バランスを均一化できることで安定したサウンド・イメージを保ち、低い音量レベルでも高いクオリティのモニタリングが可能です。
音量レベルの大小に関係なく、これほど高い解像度と音色バランスをもたらすベース・ローディング・テクノロジーは他にはありません。
Power Amp & DSP Management
パワー・アンプ「Power 2400」2台とDSPマネジメント/パワー・アンプ「Control 1200」1台で「QB1-A」(1台/モノラル)駆動することができます。
「Power 2400」は2台でLFドライバー4基を「Control 1200」はHF / MFドライバーをそれぞれ1基ずつ駆動させます。
また「Control 1200」はDSPマネジメントとしてシステム全体のボリューム、イコライジング、クロスオーバー、プロテクション機能を搭載しています。
「QB1-A」1台に対して「Power 2400」2台と「Control 1200」1台はワンパッケージとして付属され,1つのアクティブ・モニター・システムとして機能します。
Specifications
フィニッシュ色 | スタジオ・ブラック |
クロスオーバー周波数 | 380 Hz,3.8 kHz |
寸法(H×W×D) | 820×1,092×523 mm |
ドライブ・ユニット | LF – PMC製カーボンファイバー/Nomex 250 mm(10″)ピストン・ドライバー×4 MF – PMC製ハンドビルト75 mmソフトドーム・ドライバー HF – アコースティック・ラジエーター付きPMC製34 mmソフトドーム・ツイーター |
ATL™有効長 | 2.7 m |
周波数範囲 | 20 Hz〜25 kHz |
入力インピーダンス | 20kΩバランス |
入力コネクター | バランス式アナログ入力 |
感度 | +4〜+20 dBu可変 |
重量 | 150 kg |
チャンネル毎のアンプ・パワー | LF – 2,400 Wrms×2,MF – 550 Wrms×1,HF – 275 Wrms×1 |
チャンネル毎の消費電力 | 1,220 W |
QB1 XBD-A ベース・ドライバー拡張オプション
「QB1 XBD-A」はパワーと解像度に関して比肩するもののないメイン・モニターです。
「QB1 XBD-A」は4つのPMCオリジナル10インチ・カーボンファイバー/Nomex®フラット・ピストン・ベース・ドライバーを持つ「XBD」キャビネットを「QB1」キャビネットに追加される形で構成され、チャンネル毎にトータルで驚異の8,825 Wという極めてクリーンなパワーをもたらします。
このコンフィギュレーションはシングル・キャビネット・バージョンの「QB1-A」よりも3 dB高いヘッドルームを持ち、極めて滑らかなベース・レスポンスをもたらします。
チャンネル毎の優れたパワー・レシオやダンピング以外にも「QB1 XBD-A」は超低歪で非常に精密なディテール、そして全帯域幅にわたる比類のないダイナミクスとトランジェントをもたらします。
Specifications
フィニッシュ色 | スタジオ・ブラック |
クロスオーバー周波数 | 380 Hz,3.8 kHz |
寸法(H×W×D) | 1,640×1,092×523 mm |
ドライブ・ユニット | LF – PMC製カーボンファイバー/Nomex 250 mm(10″)ピストン・ドライバー×8 MF – PMC製ハンドビルト75 mmソフトドーム・ドライバー HF – アコースティック・ラジエーター付きPMC製34 mmソフトドーム・ツイーター |
ATL™有効長 | 2.7 m×2 |
周波数範囲 | 20 Hz〜25 kHz |
入力インピーダンス | 20kΩバランス |
入力コネクター | バランス式アナログ入力、デジタルAES3入力(24ビット,96 kHz) |
感度 | +4〜+20 dBu可変 |
重量 | 150 kg+140 kg(XBD) |
チャンネル毎のアンプ・パワー | LF – 2,400 Wrms×2,LFX(XBD)- 2,400 Wrms×2,MF – 550 Wrms×1,HF – 275 Wrms×1 |
チャンネル毎の消費電力 | 2,240 W |