- 公開日:
- 更新日:
ワールドラグビーがHBSとLAWOで技術的飛躍を遂げる
- カテゴリー:
- LAWO
【2023年9月27日:フランス・パリ】9月8日に開幕し、10月28日まで開催されるラグビーワールドカップ2023フランス大会において、スポーツの国際統括団体であるワールドラグビーは、ドイツのメーカーであるLAWO社が長年にわたって提携しているHBS社と再びタッグを組みました。
世界的なイベントの制作で有名なホストブロードキャスターであるHBSは、技術革新への絶え間ない取り組みと、運用環境で実証された技術革新をすぐに採用することでも知られています。ワールドラグビーとHBSの両社がこのイベントで宣言した目標は、パリのローラン・ギャロスに設置されたIBCのインフラを省スペース化し、Co2排出量の少ない最先端技術を使って、忘れられない瞬間を提供することでした。
両社が掲げた目標は、ボルドー、リール、リヨン、トゥールーズ、マルセイユ、ナント、ニース、サン・ドニ、サンテティエンヌのアリーナをIBC(国際放送センター)に接続するために導入された専用の光ファイバーでSMPTE ST2110ネットワークで実現されています。これらの会場にいる中継車は、LAWO社の.edge(超高密度ゲートウェイ)を経由してネットワークに接続しており、このゲートウェイはホットスペア・リダンダント構成で2つのプロセシング・ブレードと2つのリアI/Oプレートを装備しています。
.edgeのユニットは、Orange社のトランスポートネットワークを介して会場とIBC間のすべての双方向のストリームトラフィックを処理し、HBSの既存のIPコアインフラストラクチャとシームレスに統合します。
すべてを円滑に進めるためには、柔軟性があり先進的な技術が不可欠であるため、HBS はさらに、9月15日のIBCでの正式発表前にLAWOのHOME Appsを活用することにしました。マイクロサービス・ベースのHOME Appsは、1Uの高水準サーバーで実行され、最も機敏な組み合わせで使用することができると同時に、HBSのスペース、重量、エネルギーを節約も可能になります。
「HBSが使用する既存のvm_dmvソリューションと並行して動作するHOME Multiviewer Appは、入力と出力の数を自由に設定することができ、現在リリース準備が整っていることが証明されます。」と、LAWOのグローバル・イベント・ディレクターであるKarlheinz Amberg氏は述べています。続けて、「HOME UDX Converter Appは、既にオーストラリアとニュージーランドで既に実用化されていれ、フォーマット変換やカラースペース変換、その他の変換作業にも使用されています」
「HOME Appsと.edgeの優れた点は、信じられないほどパワフルで、既存のIPセットアップとシームレスに統合できることです。これらのアプリは、ここフランスでワールドラグビーにユニークな観戦体験を提供するという我々の約束を果たす手助けをしてくれました」
と、HBSのエンジニアリング・ディレクターであるBart Lucassen氏は言っています。
「最先端の技術を提供するだけでなく、LAWOは優れたサービスに関して他社が真似できないくらい優れています。私たちがLAWOを採用する理由は、LAWOが製品を販売しているだけでなく、HBSとその顧客ベースに現実世界のソリューションを提供するという確信に常に基づいていたからです」
フランス中を飛び交う驚くべき数のIPストリームは、2つの独立したVSMクラスタによって制御され、独自の技術に直感的なブロードキャスト・コントロールが可能です。
「LAWOは、HBSとの長年にわたるパートナーシップを非常に誇りに思っています。これまで、多くのアイデアや製品を生み出し、我々のお客様が、より俊敏で直感的なツールを使って、より多くのコンテンツを制作することを支援してきました。 HOME AppsがIBC 2023直後にリリースされたとき、すぐに稼働できると理解してい頂いたことは、このパートナーシップの大きなメリットです」
とKarlheinz Amberg氏は言っています。
(2023年9月28日)
LAWO『HOME Apps』製品ページは[こちら]
LAWO『.edge』製品ページは[こちら]
メールニュース 購読お申し込みは[こちら]
導入事例記事、リリース情報、イベント情報などを、毎月メールでご案内しています。
お問い合わせ LAWO社製品に関するお問い合わせは[こちら]