RIEDELインカムシステムはウィーンの ブルク劇場で信頼性の高い通信を実現

RIEDEL Communicationsは、オーストリアのウィーンにあるブルク劇場が、RIEDEL社のArtistとBoleroインカムシステムによる包括的なコミュニケーションソリューションを導入したことを発表しました。既存のArtist-64ベースのインカムと無線ネットワークの拡張として、2021年の夏から、Artist-1024ノードと85個のベルトパックおよび36個のアンテナを備えたBoleroワイヤレスシステムが、歴史ある会場に徐々に統合されました。この統合により、Boleroはブルク劇場の無線通信システム全体のリプレイスに成功しました。 

ブルク劇場はヨーロッパで2番目に古い劇場であり、ドイツ語圏の劇場として最大であることから、ヨーロッパで最も重要な劇場のひとつとされています。観客席は約1,340席あり、ヨーロッパの劇場の中でも最大の規模を誇っています。   

「劇場の世界では、通信に求められる技術的要件が大きく変化しました。私たちの規模の劇場では、舞台裏のプロセスの複雑さが増しているため、従来の無線技術で対応するのはかなり厳しい状況です。ますます狭まる周波数帯の厳しい環境下でも、RIEDELのライセンスフリーDECTシステム『Bolero』は無敵でした」 
と、ブルク劇場のテクニカルディレクターであるErnst Meissl 氏は述べています。 
「最初の会議後に、私たちとRIEDELチームの間に信頼できるパートナーシップがすぐに築かれました。それに、導入時や導入後のサポートも充実しており、何も言うことはありません」 

舞台技術、照明、音響、舞台管理、オペレーション技術、消防、観客サービスに至るまで、ブルク劇場の20以上の部署が日常業務でBoleroシステムを使用しています。柔軟でクリアな、かつ信頼性の高いマルチチャンネルコミュニケーションと、最適化された新しいワークフローが、すべての部署で役立っています。また、スタンドアローンライセンスのBoleroは、技術チームにとって、客席から切り離されたゲストパフォーマンスにも大きな柔軟性とメリットを提供します。 

「大規模なゲスト公演では、ハンブルグのカンプナゲル劇場で行われた伝説的なマリア・スチュアートのように、ベルトパック50台近くのシステム規模になります。あらかじめプログラムされたシステム構成を瞬時に呼び出せるので、毎回、現場のニーズに合わせてシステムを調整する必要がなく、貴重な時間を大幅に節約できます”と、Meissl氏は言います。“RIEDELとのパートナーシップとChristoph氏との非常に密接な協力関係は、ブルク劇場全体にとって大きな価値がありました。今でもそうです。特にRIEDELチームが遠隔で私たちのシステムにアクセスし、問題発生時や構成の調整時にすぐにサポートしてくれるので、私たちは安心して業務を遂行することができます」 

（2022.12.8）

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