RIEDEL 国際水泳リーグの初シーズンに明瞭で確かなコミュニケーションを提供

RIEDELのArtistデジタル・マトリクス・インカムとBoleroワイヤレス・インカムは、新設された国際水泳リーグ「International Swimming League」（ISL）の大規模なイベントコミュニケーションのコアとなりました。
12月で終了した ISLの2019年のシーズンにて、Artist/Boleroシステムはクリアで信頼性の高いクルー間通信を実現しました。

ISLは男女のスイマーたちが個人ではなくチームとして争う競泳をプロスポーツの世界に持ち込みました。2019年を通じて同リーグは世界中の都市で7つの短水路競泳試合を開催し、フランスの「Energy Standard」がグランドファイナルで初のISLチャンピオン・シップを勝ち取りました。

イベント/エンターテインメント制作会社「Dodd Technologies Inc.」（DTI）は米国内で行われた4つのイベントの放送とストリーミング送出制作を行いました。
これらにはインディアナポリス、ワシントンD.C.、ダラス、そしてラスベガスでのグランドファイナルでのイベントが含まれ、ラスベガスについてはDTIは「Myrtha Pools」と「Klance Unlimited」と協働してマンダレー・ベイ・カジノ・アリーナ内にほぼ100万ガロン(380万リットル)の水を湛える側面がアクリルの特設プールを設置しました。

これらのイベントで、DTIの制作チームはインカムをBoleroインカム・ベルトパック10台、
デスクトップとラックマウント 2300 SmartPanel、Artist-32で構築しました。
マンダレー・ベイではアリーナ全体と周りの部屋に完璧かつ明瞭なコミュニケーションを提供するのにわずか2台のBoleroアンテナしか必要としませんでした。

「ISLの各イベントは迅速、シンプル、安全なクルー間通信を要求される制作現場です。
私たちは強烈な時間不足に陥ることもあるので、トラブルシューティングに時間を費やしたりカバレッジについて心配することはできません」
と、DTI社音声技師Caleb Cassler氏は語ります。

「Artistシステムは、Boleroワイヤレス・インカムの容易なセットアップならびに信頼性と相俟って、競技を円滑に運営して行く上で、私たち制作チームが正に必要としたものです。
そしてラスベガスでは、たった2台のBoleroアンテナが広大なエリアを楽にカバーできたことに私は本当に驚きました」

ISLの各イベントにおいて、個々人に情報を与え、アスリートのコース割り当てや登録変更やワイヤレス・カメラの制御といった機能のために、Boleroが広く用いられました。
DTIのチームはBoleroのチャンネルを6つの部門に割当てました。
音声、映像、照明、LEDウォール、トラック技術、トラック監督の6系統です。
RIEDELの設定ソフトDirectorを使って変更を簡単かつオンザフライで行うことができました。

一例を挙げるならば、各イベントにどのスイマーが泳ぐかについての決定はレースの直前に行われ、こういった土壇場での変更を伝えるためにBoleroベルトパックを身に付けたステージマネージャーが各コーチを訪問し、これらの変更をグラフィクスとタイミングとスコアリングの各担当者へ、そして適切なアナウンスが行われるようにプロデューサーたちへ即座に伝えます。

「ISLは競泳の世界における画期的な組織です。私たちは一緒に仕事が出来て、大変嬉しく思っています」とRiedel North America社長/CEOのJoyce Benteは話します。

「熱心なファンを大勢持つエキサイティングな新しいプロスポーツであるということだけではなく、ISLは個人ではなくチームに焦点を当てることで、上手くやっています」

Benteは次のように付け加えます：

「新しいスポーツ団体にとってArtistとBoleroのシステムは素晴らしい選択肢です。
Boleroは競技内容に応じて、どんなサイズにも規模を拡大縮小して、スタンドアローン設定でも、もしくはリンクされたArtistシステムの一部としても動作できます。
同様にArtistは制作の変更に簡単かつ迅速に対応し、高まる競技の要求に応えてます。
クリエーターが要求する新しいフォーマットを扱うのに充分な機敏さも持っています」