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[LAWO]モーツァルテウム・ザルツブルク、Lawoの最先端AoIPソリューションで音響インフラを革新!
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![[LAWO]モーツァルテウム・ザルツブルク、Lawoの最先端AoIPソリューションで音響インフラを革新!](https://otaritec.co.jp/wp-content/uploads/2025/02/lawo-mozarteum-01.png)
世界有数の芸術大学であるモーツァルテウム芸術大学(Mozarteum University Salzburg)は、伝統と革新を融合させ、1841年の創立以来、芸術的卓越性と先進的な教育を提供してきました。今回、同大学はさらなる飛躍を遂げるべく、ライブコンサート、録音、教育コンテンツの制作を強化するために、Lawoの最先端Audio-over-IP(AoIP)技術を導入し、音響制御室の近代化を実施しました。
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最新鋭のLawo技術を採用した2つのコントロールルーム
このプロジェクトの一環として、2つのコントロールルームに最先端のLawoソリューションを導入。
“コントロールルームA”には、48フェーダーと512チャンネル(96kHz)対応のmc²56 MkIIIオーディオプロダクションコンソールを設置。このIPネイティブなコンソールは、SMPTE 2110、AES67/RAVENNA、MADI、DANTE(Power Core Gateway経由)をサポートし、最大1024のDSPチャンネルを提供します。また、A__UHD Core(冗長構成)と16のマイク/ライン入力、16のライン出力、MADIポートを備えたローカルI/Oが統合されており、高度な柔軟性を実現。直感的なインターフェースと拡張可能なフェーダーベイにより、今後の技術進化にも対応可能な設計となっています。
“コントロールルームB”(ポストプロダクションや小規模プロジェクト向け)には、16フェーダーのコンパクトなmc²36 MkII XPを採用。256チャンネル(96kHz)の処理能力を持つ第3のA__UHD Coreを搭載し、最大864チャンネルのI/Oに対応。Waves®プラグインをネイティブサポートすることで、プロフェッショナルな音響処理を実現しました。さらに、IP Easy™による直感的な操作性と、LawoのHOMEプラットフォームによるシームレスなネットワーク統合により、学術用途にも最適な環境が整いました。
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リモート操作と柔軟なネットワーク環境を実現
今回のシステムアップグレードの特筆すべき点は、リモートコントロール機能の強化です。直感的なmxGUIソフトウェアを活用することで、タブレットやリモート端末から全パラメーターにアクセスでき、柔軟なオペレーションが可能となりました。
また、2つのコントロールルームはLawoのHOMEプラットフォームで統合管理され、オーディオインフラ全体の集中制御を実現。さらに、Power Core IOs、A__stage64、A__mic8ステージボックスが連携し、コントロールルーム、スタジオ、パフォーマンス会場をシームレスに接続。これにより、音響信号の伝送がスムーズになり、制作ワークフローが飛躍的に向上しました。
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AoIP技術の導入で得られる圧倒的なメリット
今回のAoIPベースの音響インフラへの移行により、モーツァルテウム芸術大学は数多くのメリットを享受しています。
- 高品質で低遅延のオーディオ伝送 – RAVENNA/AES67プロトコルにより、大学の異なる施設間でオーディオ信号をロスなく、最小限の遅延で伝送可能
- HOMEプラットフォームによる集中管理 – シンプルな設定・リソース管理を実現
- 拡張性と将来性 – 高度なAoIP技術により、今後のシステム拡張にも柔軟に対応可能
ペーター・シュミット氏は(モーツァルテウム芸術大学 デジタルメディア部門責任者)次のように述べています。
「Lawoの新しいコンソールとHOMEプラットフォームのおかげで、ライブコンサートから試験録音まで、大学のあらゆる制作ニーズに対応できるようになりました。AoIP技術の柔軟性と直感的な操作性には特に感銘を受けています」
4K HDRテレビスタジオとのシームレスな統合
モーツァルテウム芸術大学は、6台のカメラシステムを備えた4K HDRテレビスタジオとLawoの先進的なオーディオ技術を統合し、映像と音響の両面で最高峰の制作環境を実現しています。
- 超高精細な映像 + 圧倒的な音響クオリティ
- リアルタイムで映像・音声を自在にコントロール可能
- ライブコンサート、試験録音、映像制作のすべてを1つのシステムで最適化
この統合により、大学内だけでなく、外部配信プラットフォームでも最高品質のコンテンツを発信可能に!
「教育 × 放送 × 音楽」の新時代を切り開く、次世代の制作環境がここに誕生しました。
(2025.1.30)
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