IPベースの制作環境に拡張性の高いブランディングおよびグラフィックスのワークフローをもたらす
ライブメディア制作および放送インフラストラクチャー向けIPベース・ソリューションのリーディング・プロバイダーであるLawoは、IBC2026にて「HOME Logo Inserter」および「HOME Key and Fill Extractor」を発表し、IPベースの制作環境に拡張性の高いブランディングおよびグラフィックスのワークフローをもたらすことを提示しました。
単一のソースフィードから地域配信、スポンサーシップ対応、またはOTT配信向けにブランディングされた複数の番組出力を作成する必要がありますか?あるいは、HTML5グラフィックスをプロダクション・スイッチャーやダウンストリーム・キーヤーと直接連携可能なSMPTE ST 2110-20準拠のキー&フィル信号ストリームへと変換する、シンプルな方法をお探しでしょうか?アムステルダムで開催されたIBC2026にて、LawoはHOME Appsエコシステムへの2つの新しい追加機能「HOME Logo Inserter」と「HOME Key and Fill Extractor」を発表し、これらの日常的な放送課題に応えました。これら2つのアプリケーションは、HOME Appsのグラフィックス処理機能を拡張し、最新のIPベース制作環境にアジャイルでソフトウェアベースのブランディングおよびグラフィックス・ワークフローをもたらします。
HOME Appsは、オンプレミス、プライベート・データセンター、あるいはクラウド上の標準的な計算(コンピュート)プラットフォーム上で動作する、クラウドネイティブでコンテナ化された処理マイクロサービスであり、放送事業者は必要な場所へ放送グレードの機能を配置できます。
HOME Logo Inserter:拡張性に優れた柔軟なブランディング
新しい「HOME Logo Inserter」アプリを使用することで、オペレーターは外部のグラフィックス・システムやレンダリング・エンジンからのHTMLベースのロゴをリアルタイムでライブ映像ストリームに重畳(オーバーレイ)できます。チャンネルのブランディング、スポンサーシップ表示、イベント固有の重畳表示の簡素化を目的に設計されたこのアプリケーションは、操作のシンプルさと優れたワークフローの柔軟性を兼ね備えています。
1系統の映像入力と最大16系統の独立した出力ストリームをサポートするHOME Logo Inserterは、同じソースから異なるロゴを重畳した複数のブランディング版を同時に生成できます。これにより、地域ごとのフィードのカスタマイズ、マルチチャンネル運用、スポーツ制作、プラットフォーム別の配信ワークフローに最適です。
動的なHTMLグラフィックスの統合と低遅延処理を組み合わせることで、Logo Inserterは放送事業者が一貫したブランディングを維持しながら、さまざまな視聴者や配信プラットフォームに応じたプログラム出力を効率的に作成することを可能にします。
HOME Key and Fill Extractor:HTML5グラフィックスと放送ワークフローの架け橋
「HOME Key and Fill Extractor」アプリは、HTML5で生成されたグラフィックスを従来の放送用グラフィックス・ワークフローへと導入します。このアプリケーションはHTML5ソースからグラフィックスを抽出し、SMPTE ST 2110-20に準拠した独立したKeyおよびFillストリームを生成することで、透明度と画質を維持しながら、テロップ(ローサード)、画面隅のロゴ(バグ)、ニューステロップ(ティッカー)などのオンエア・グラフィックスのクリーンな合成を可能にします。
生成された出力は、LawoのDSK、サードパーティー製のダウンストリーム・キーヤー、および外部Key/Fill入力をサポートするプロダクション・スイッチャーに直接接続でき、既存の制作環境へのシームレスな統合を提供します。ユーザーはST 2110-20の色測定(コロリメトリー)設定を構成し、後段の機器や運用基準との互換性を確保できます。
スタンドアロンのHOME Appとして、またHOME Apps DSK内の統合オプションとしても利用可能なこのアプリケーションは、導入を簡素化すると同時に既存のグラフィックス・インフラストラクチャーの機能を拡張します。統合DSK運用では、従来の映像Key/FillソースとHTML5グラフィックス・ワークフローの両方をサポートし、統一された運用環境で最大3つの独立して設定可能なキーヤーを利用できます。
HOMEグラフィックス・エコシステムの拡張
Logo InserterとKey and Fill Extractorは相互に作用し、HOME Appsがサポートするグラフィックス中心のワークフローの領域を大幅に広げます。チャンネルのブランディングやコンテンツの地域化から、高度なグラフィックス合成やリアルタイム・キーイングに至るまで、単一チャンネル運用から複雑なマルチフィード展開まで同等に適応する拡張性の高いツールを提供します。
HOME Appsエコシステムの最新メンバーである両アプリケーションは、メディア処理に対するLawoのソフトウェアベースのアプローチを体現しています。スタンドアロン・サービスとして導入する場合でも、既存の制作チェーンに統合する場合でも、放送事業者やメディア企業に高い柔軟性、インフラストラクチャーの複雑さの軽減、そして最新のIPワークフローとのシームレスな統合を提供します。HOMEの共通オーケストレーション、管理、およびセキュリティー・フレームワークと組み合わさることで、アジャイルで将来に対応した放送制作のための統一プラットフォームというLawoのビジョンをさらに強化します。これらのアプリケーションの全貌は、IBC2026のLawoブースにて披露されました。

(2026.9.8)
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