Ti10L

「Ti10L」ラウドスピーカーはライン・アレー・ラウドスピーカーとして用いるための「T10」の常設専用バージョンです。ロード・バージョンと常設専用バージョンとは取付用のハードウェアのみが異なります。

「Ti10L」のキャビネットは6.5インチ・ドライバー2本と1.4インチ・イグジットHFコンプレッション・ドライバー1本を納めるパッシブ2ウェイ・デザインになっています。この極めてコンパクトなラウドスピーカー・デザインのキーポイントはホーンを備えた回転可能なウェーブガイドと音響レンズの独自の組み合わせです。これは約600 Hzまで保たれる90度のディスパージョンを持つ垂直ライン・ソースとなると同時にフロント・グリル内に組み込まれた音響レンズがライン・アレー・モードではHFディスパージョンを105度まで広げます。

2本のネオジム製6.5インチLFドライバーは双極配置になっており、低域であっても優れたディスパージョン制御を提供します。「Ti10L」のキャビネットはポリウレタン・ハードフォームの一体成形に耐衝撃仕上げが施されており、使用時は前面からはほぼ見えなくなるライン・アレー用のリギング金具が組み込まれています。

キャビネット前面は音響的な影響のないフォーム材で裏打ちされた頑丈な金属製グリルで保護されており、背面には並列に配線された2個のNL4コネクターがあります。特別色（SC）および耐候（WR）バージョンもご用意できます。

アンプ

「Ti10L」はd&b「30D」「D20」アンプで駆動することをお薦めします。「10D」「D80」「D6」も使用できます。

仕様・定格

システム・データ
周波数特性（-5 dB，標準モード）	68 Hz〜18 kHz
周波数特性（-5 dB，CUTモード）	120 Hz〜18 kHz
最大音圧レベル（フリーフィールド内1 m， クレスト・ファクター4のピンクノイズ使用）	D6/10D使用時：129 dB D20/30D使用時：132 dB D80使用時：132 dB
アンプ・チャンネル毎のキャビネット数	4
ラウドスピーカー・データ
コンフィギュレーション	常設専用2ウェイ・ライン・アレー・ラウドスピーカー
定格インピーダンス	16Ω
パワー・ハンドリング能力（RMS/peak 10 ms）	200 /800 W
定格ディスパージョン角度（水平）	105度
スプレー角度設定	0〜15度（1度刻み）
コンポーネント	ネオジム・マグネット使用6.5インチ・ドライバー×2 回転式ウェーブガイド搭載1.4インチ・イグジット・コンプレッション・ドライバー パッシブ・クロスオーバー・ネットワーク
コネクター	NL4×2
寸法および重量
寸法（H×W×D）	197×470×300 mm
重量	11 kg

仕様は予告なく変更されることがあります。

ダウンロード

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