24S/24S-D
「24S」/「24S-D」は2本の12インチ・ドライバーを、回転可能な大型CDホーンに搭載した1.4インチのイグジット・コンプレッション・ドライバー1本と共にバスレフ・エンクロージャーに収容した、広範な常設用途向けの高性能フルレンジ2ウェイ・パッシブ・ラウドスピーカーで「24S-D」は「24S」よりも広い水平ディスパージョン角度を持つバージョンです。
12インチ・ドライバーを双極配置した結果、双極面と同じ平面上で指向性制御は約500 Hzまで下がりました。最適なフロー特性を持つように特別に設計されたポートと大きなキャビネット容量によってかなりの低域再生が得られます。
55 Hz〜18 kHzにわたる周波数レスポンスを持つ「24S」/「24S-D」はスタンドアローンのフルレンジ・システムとして使用でき、d&b社のサブウーファーで低域を補強することもできます。グラウンド・スタックしたり個別にフライングすることもできます。HFホーンを90度回転させて横置きも可能です。
ラウドスピーカーのキャビネットは船舶合板でできており、耐衝撃ペイント仕上げです。キャビネット前面は頑丈な金属製グリルで保護されています。d&b社のリギング・ハードウェアを取り付けるために、天板、底板、両側板にはM10雌ねじのインサートがそれぞれ1ペアあります。
このラウドスピーカーは体育館や多目的ホール用のDIN 18032-3に基づく耐球衝撃仕様となっています。固定ケーブルを用いる耐候オプションによって、環境条件が変化する中でもラウドスピーカーを運用することが可能になります。
「24S」/「24S-D」は任意のRALカラーでもお納めできます。この特別色オプションはリギング用アクセサリーにも適用できます。
アンプ
「24S」/「24S-D」はd&b「30D」アンプで駆動することをお薦めします。「D20」「D80」も使用できます。
仕様・定格
システム・データ | |
周波数特性(-5 dB,標準モード) | 55 Hz〜18 kHz |
周波数特性(-5 dB,CUTモード) | 90 Hz〜18 kHz |
最大音圧レベル(フリーフィールド内1 m, ブロードバンド測定,クレスト・ファクター4のピンクノイズ使用,ピーク測定,リニア・ウェイティング) | D20/30D使用時:138 dB D80使用時:138 dB |
ラウドスピーカー・データ | |
コンフィギュレーション | 24S:常設専用高性能2ウェイ・ラウドスピーカー 24S-D:常設専用高性能ワイド・ディスパージョン2ウェイ・ラウドスピーカー |
定格インピーダンス | 4Ω |
パワー・ハンドリング能力(RMS/peak 10 ms) | 500/2,000 W |
定格ディスパージョン角度(水平×垂直) | 24S:75度×45度,回転可能 24S-D:110度×45度,回転可能 |
コンポーネント | ネオジム・マグネット使用12インチ・ドライバー×2 1.4インチ・イグジット・コンプレッション・ドライバー パッシブ・クロスオーバー・ネットワーク |
コネクター | NL4×1,スクリュー・ターミナル・ブロック |
寸法および重量 | |
寸法(H×W×D) | 410×800×420 mm |
重量 | 33 kg |
仕様は予告なく変更されることがあります。
ダウンロード
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