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RTV Noordがリモート制作に精通したLawoのソリューションを導入
RTV Noordはオランダのフローニンゲンを本拠地とし、オランダ北部で24時間年中無休で放送行う、ラジオおよびテレビの公共放送局です。RTV Noordはラジオ、テレビ、オンラインコンテンツ制作のため、新たにLawoの オーディオコンソールmc²36 mkⅡとA_stage64 audio-over-IPノードを導入しました。
2年前にスタートしたオンラインプロジェクトをきっかけに、放送局の編集部門からは、社内ネットワークで利用可能なソースをもとに、ワンボタンでカメラやコンテンツコントロールして、独自ストリームを作りたいという声が上がっていました。また、ハーグにあるオランダ政府の記者会見を、ラジオやテレビに取り込みたいという声もありました。
RTV NoordのTVコントロールルーム、ラジオスタジオ、そして遠隔地はRAVENNA AoIPネットワークに接続され、簡単に信号のやり取りができるようになっています。
タッチスクリーンで操作するLawoのVisToolバーチャル・ラジオ・ソフトウェアは、Power Coreを制御したり、またRTV Noordのウェブサイトやfacebook用のストリームを準備する際に使用されています。VisToolで行う日常的な作業には、マイクチャンネルの開放と調整、オーディオフィードへのアクセスなどがあります。
RTV Noordは、ベースバンドオーディオコアとミキシングコンソールが古くなったため、同局のプロデューサーやテレビ・ラジオ番組司会者たちに、将来の計画と期待について尋ねました。そこで郊外のスタジオとフローニンゲン市の中心を結ぶダークファイバーを介したリモートプロダクションは優先度の高い議題となり、その結果、32フェーダーのLawo mc²36オールインワン・コンソールが導入されました。このコンソールによって、カメラ、ステージボックスやマイクが遠隔地にある場合でも、オーディオエンジニアはRTV Noordのコントロールルームから番組制作を行うことができるようになりました。コンソールと同時に、RTV Noordはライブパフォーマンス中のエフェクト処理用にWaves LiveのSuperRack SoundGridプラグインサーバーも設置しました。
mc²36を選択した理由は、内蔵されるRAVENNAプロトコルがWAN接続であらゆるオーディオペイロードを伝送できること、そしてmc²36がリモート制作における入力オーディオと様々な出力モニター信号の両方を扱うのに、十分なオーディオチャンネルを持っていることです。またmc²36は、RTV Noordのデイリートーク番組「Noord-Vandaag」のようなインハウスの業務にも使われています。
Lawoソリューションを選択するという決断は、Audio-over-IPコンフィグレーションに移行することによってインフラを将来にわたって保証したいという、RTV Noord の要求に基づいています。 mc²36はSMPTE2110にネイティブ対応しており、これはベースバンドの映像インフラが IP ネイティブデバイスに置き換えられたときに、非常に重宝することでしょう。
Lawo A__stage64オーディオノードは、TVスタジオとロケ現場の両方で使用されます。64個の物理的な入出力は様々な強みを持って、ライブ音楽番組に対応します。
RTV Noordのメディアエンジニアで、ラジオとテレビのインフラ全体を担当するティム・デ・フライ氏とエンジニアリングチームが、設定とプログラミングのほとんどを担当しました。Covid-19の大流行以来、担当局員は自宅から編集システムにログインして、ビデオ映像やオーディオアセットを編集できるようになり、ニュースキャスターは2年以上自宅から作業をしているのです。
「Lawo mc²36 の優れた音質と高いチャンネル数は、我々が必要とする柔軟性を与えてくれます」
と ティム・デ・フライ氏は語ります。
「IPは明らかに未来であり、私たちはその準備ができているのです」
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