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株式会社アーティカル様 MOZIK studioでPMCのスピーカーを導入

株式会社アーティカル様 MOZIK studioでPMCのスピーカーを導入

日本でイマーシブオーディオ(立体音響)での制作がもっと増えて、多くの方に楽しんでもらえるようになればと思っています

大阪と神奈川を拠点とし、ライブSR、ライブレコーディング、ライブ配信、設備音響設計 / 施工などの事業を展開されている株式会社アーティカル様(以下「(株)アーティカル」)。  

2022年4月1日、大阪の吹田市にオープンした(株)アーティカル直営の「MOZIK studio」でPMCのスピーカーを導入いただきました。導入いただいた経緯や選定理由などについて、(株)アーティカル 代表取締役 濵田正一(はまだ しょういち)氏にお話を伺いました。 

右:(株)アーティカル 代表取締役 濵田正一氏 左:同社 Sound Engineer 八城浩幸氏

「今回のプロジェクトでは、西日本ではまだ少ない、イマーシブオーディオ(立体音響)で本格的に制作をできる環境のスタジオを作りました」

「イマーシブオーディオ(立体音響)を考えたとき、スピーカーとしてはいくつかのブランド/メーカーが候補として挙がってきましたが、PMCは試聴をした時に音がとても気に入りました。もともと私はトランスミッションライン(※)のスピーカーの音が好きだったので、それもあると思います

ATL(アドバンスド・トランスミッション・ライン)とは(※)
PMCのファウンダー、ピーター・トーマスが最も注力したのはベース・ローディング・システムの研究。ひずみ無く、高効率で超低域を鳴らすためにはどうすればいいのか……その答えとして、今やPMCの代名詞になっている“ATL”(アドバンスド・トランスミッション・ライン)の開発に成功しました。PMC独自のATLで、経路の長さや内部の特殊吸音材、エンクロージャーの最適化といったカスタマイズがなされている。結果、同サイズのスピーカーよりも低い周波数再生を可能にし、さらにボリュームを変えた際の高域〜超低域のバランス変化を抑える。このATLによるサウンドこそがPMC最大の特徴です。

「スタジオがオープンしてから、立体音響のプリプロ作業に加え通常のLRでのミックス作業も行っていますが、素晴らしい音でとても満足しています。見学にいらっしゃった方たちからの評判も、とても良いですよ

「スタジオの設計/デザインは、871 DESIGN INC.( http://www.871design.com)さんにお願いしました。デザインについては基本的にお任せしたところ、ドアがモザイクのようでとても美しかった事と、ドイツ語の音楽(Musik)をかけて「MOZIK studio」と名付けました


音響設計・施工を担当したのは リワイアー株式会社

MOZIK studioでは、イマーシブ・立体音響の現場仕込みを簡単に行うことができるそう。仕込みが終わったシステムをそのまま現場に持ち込むことができる、仮設現場(PA現場)でのイマーシブ音場を考えたシステムなのです。

従来のDolby Atmosに対応するスピーカー配置に加え、Avid VENUE|S6Lのミキサーと連携可能な、イマーシブ・立体音響現場に対応するスピーカーを選ばないソフトウェア「Spat Revolution」を通して、各スピーカーに音声が分岐されています。加えて、Wave Filed Synthesis(波面合成)機能も追加されています(※オプション)。

「現状(2022年5月上旬)は、自社のプロジェクトでスタジオを使用していますが、今後はスタジオの貸し出しをスタートします
と、濵田氏から楽しみなお知らせが。

「没入感は音で感じるものですよね。暗い部屋の中でヘッドフォンを着けたら、まるで夜の森の中にいるように感じたり…。 芝居、インスタレーション、イベント…これから日本で「MOZIK studio」を使用する人たち、立体音響での制作がもっと増えて、多くの方に楽しんでもらえるようになって欲しいと思っています

機材
PMC製品
7.2.4chシステム
Front L/C/R : PMC6 × 3 
Surround : TwoTwo5 × 4 
Sub woofer : PMC8-SUB × 2 
Ceiling:TwoTwo5 × 4 

MOZIK studio 
〒564-0062 大阪府吹田市垂水町3-28-10
https://artical-inc.co.jp/mozik-studio/

音響設計・施工 : リワイアー株式会社
https://rewire.co.jp/

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