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BH AudioがLAWO mc²36とd&b SoundScapeで、Ravennaフェスティバルに比類ない品質と革新性を提供
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- LAWOd&b audiotechnik
Pictured by ZaniCasadio
Ravenna音楽フェスティバルは、オペラ、クラシック音楽、ダンス、ジャズなどの活気溢れる公演として知られ、毎年6月と7月にイタリアのRavennaで開催されています。屋内会場と屋外ステージにまたがるパフォーマンスでは、ライブオーディエンスとレコーディングの両方において、完璧なオーディオクオリティを追求することが最も重要となっています。このチャレンジに揺るぎない専門知識で立ち向かうのが、発足以来フェスティバルの音響体験を形成してきた信頼できるオーディオ・パートナーのBH Audioです。
Ravenna音楽フェスティバルに数十年も携わってきたMassimo Carli氏は、サウンドの向上を追求し続けたことをこのように振り返ります。BH Audioは、同フェスのファウンダーであるCristina Mazzavillani Muti氏率いるフェスティバルの先見的なチームと密に連携し、イタリアの著名なサウンドエンジニアMassimiliano Salin氏と共同で、フェスティバルの多様な会場内のサウンドを完璧にするための革新的なソリューションを追求してきました。そして、極めて重要な決断が彼らをライブ・オーディオ・コンソール LAWO mc²36の採用へと導きました。コンソールの驚くべきサウンドの明瞭さ、直感的なレイアウト、柔軟なセットアップ・オプション、シームレスなワークフロー統合はCarli氏の心に響きました。 LAWO mc²36 mkIIでの経験を語る中で、Carli氏はそのユニークな能力を絶賛しています。
「このような柔軟性と品質を与えてくれるライブ・オーディオ・コンソールは、このマーケットで他にはありません」
と、Carli氏は、このコンソールのチャンネル管理とレイアウト準備における比類のない柔軟性を強調しています。これはライブ・イベント特有のダイナミックな変化や直前の調整に適応する際に極めて重要な要素です。このコンソールのシームレスな適応性により、Carli 氏はライブ前に入念に調整することができます。
mc²36 mkIIは、256チャンネルを48kHzと96 kHzで処理し、 ST2110、AES67、RAVENNA、およびEmber+ をネイティブにサポートします。 I/O容量は864チャンネルで、ローカル接続には、冗長IPネットワーク・インターフェース x3、Lawoグレードのmic/line入力 x16、ライン出力 x16、AES3入出力 x8、GPI/O x8及びSFP MADIポートが装備されています。操作面では、ボタングローとタッチセンサー付きロータリー・コントロール、カラーTFTフェーダー・ストリップ・ディスプレイ、LiveView™ビデオ・サムネイル、超精密21.5インチのフルHDタッチスクリーンが搭載されています。ITU1770(EBU/R128またはATSC/A85)規格に準拠したラウドネス・コントロールが内蔵されており、個々のチャンネルだけでなく、サミング・バスにもピークとラウドネスのメーターを提供します。
Carli氏は、ワールドツアーや著名なアーティストとの豊富な経験により、 mc²36 mkIIの卓越した品質を確信しており、「私にとってmc²36 mkIIに代わるものはない」と述べています。
Carli氏とSalin氏は、更なるイノベーションを目指し、d&b SoundScapeソフトウェアとLAWOコンソールの統合を検討しました。フェスティバルの聴覚体験を向上させる可能性を認識した二人は、これらの技術を組み合わせて、調和の取れた音のシンフォニーを作り上げ、様々な会場の音の景観を向上させました。このインテグレーションは、2023年のRavennaフェスティバルで正式に発表される前からテストされ、採用され、フェスティバルのオーディオ進化における極めて重要な瞬間となりました。
Carli氏はセットアップの技術的な驚異をさらに掘り下げています。
「RAVENNA/AES67の使用により、以前と比べてセットアップが非常にクリーンになりました」
この技術は、LAWO mc²36 mkIIコンソールとd&b SoundScape DS100 プロセッサー間のシームレスな通信が可能になり、信号の流れを合理化します。Carli氏は、mc²36から128のダイレクトアウトポストフェーダーをDS100プロセッサーに効率的にルーティングし、DS100プロセッサーがAES/EBU出力を介してラウドスピーカーを駆動します。
ラッキング・システムの搭載により、パフォーマーの位置をDS100 にダイナミックに送信され、体験がさらに強化されます。
進化する要求に直面しながらも、Carli氏とRavennaフェスティバルのパートナーシップは揺るぎないものでした。コンサートをオンライン配信する必要性が生じたとき、Carli氏は mc²36のRAVENNA IP技術とd&b SoundScapeがもつDANTEプロトコルを統合するソリューションを模索しました。DANTEカードを搭載したLAWO Power Coreを導入して、これらの技術が効果的にインテグレーションされ、包括的なセットアップの冗長性を確保しました。
(2023年9月)
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