V7/V10P
(固定設備専用バージョンは「Vi7P」/「Vi10P」です)
3ウェイ・パッシブ・ラウドスピーカー「V7P」/「V10P」は双極配置した10インチ・ドライバー2本とホーンロードの8インチMFドライバー1本と回転可能なCDホーン上にマウントした1.4インチ・コンプレッション・ドライバー1本を特徴とします。
中央に搭載した8インチMFドライバーの革新的なホーン・デザインは高い感度を持ち、ボーカル帯域で優れた性能を発揮します。先進のバスレフおよび通気設計によって、全帯域を豊かに鳴らす能力を獲得するのみならず低域出力を下方に伸ばすことができました。完全に対称なディスパージョン・パターンを得るべく全コンポーネントはキャビネットの中心軸に対して対称になるように配置されています。LFドライバーは双極配置ですので、広帯域ディスパージョン制御は双曲と同一平面上で約350 Hzまで保たれます。
このポイントソースの高性能ラウドスピーカーは40度の垂直ディスパージョンとマッチする75 度(「V7P」)または110度(「V10P」)の水平指向性を持ち、横置きが可能なようにホーンは90度回転させることができます。様々な配置が可能で、スタンドアローンのフルレンジ・システムとして、あるいは「V-Series」の他の製品と組み合わせて、グラウンドスタックでもフライングでも使用できます。
キャビネットは船舶合板製で、耐衝撃・耐候PCP(ポリユリア・キャビネット・プロテクション)仕上げです(固定設備専用バージョンは耐衝撃ペイント仕上げ)。前面は頑丈な金属製グリルで保護されており、側面には把手が1ペア組み込まれています(固定設備専用バージョンを除く)
d&b社のリギング用ハードウェアを取り付けるために M10雌ねじ穴を設けてあります。さらに8 mmのロード・ピン用にM10雌ねじ穴が3個ありますのでマウンティングの可能性が広がります(固定設備専用バージョンを除く)
アンプ
「V7P」/「V10P」はd&b「D80」アンプで駆動することをお薦めします(固定設備専用バージョンには「D80」または「30D」)「D20」「30D」も使用できます(固定設備専用バージョンは「D20」)
仕様・定格
システム・データ | |
周波数特性(-5 dB,標準モード) | 59 Hz〜18 kHz |
周波数特性(-5 dB,CUTモード) | 100 Hz〜18 kHz |
最大音圧レベル(フリーフィールド内1 m, クレスト・ファクター4のピンクノイズ使用) | D20/30D使用時:V7P=137 dB,V10P=137 dB D80使用時:V7P=140 dB,V10P=139 dB |
アンプ・チャンネル毎のキャビネット数 | 2 |
ラウドスピーカー・データ | |
コンフィギュレーション | 高性能3ウェイ・パッシブ・ポイントソース・ラウドスピーカー |
定格インピーダンス | 8Ω |
パワー・ハンドリング能力(RMS/peak 10 ms) | 500/2,000 W |
定格ディスパージョン角度(水平×垂直) | 75度×40度(『V7P』)または110度×40度(『V10P』) |
コンポーネント | ネオジム・マグネット使用10インチLFドライバー×2 ネオジム・マグネット使用8インチMFドライバー×1 1.4インチ・イグジット・コンプレッション・ドライバー×1 パッシブ・クロスオーバー・ネットワーク |
コネクター | NLT4 F/M×2,オプションでNL4 M×2またはEP5×2。固定設備専用バージョンはNL4×2,ねじ式端子台 |
寸法および重量 | |
寸法(H×W×D) | 700×308×466 mm |
重量 | 33 kg |
仕様は予告なく変更されることがあります。
ダウンロード
カタログ、仕様書、マニュアルなどをこちらからダウンロードいただけます。
V7
V10P