J12
「J12」は12インチLFドライバー2本、ホーンロードされた10インチMFドライバー1本、専用ウェーブシェイピングデバイスにマウントされた3インチ・ボイスコイルを有する1.4インチ・イグジットHFコンプレッション・ドライバー2本を収容した3ウェイのラウドスピーカーです。
24台までを0〜7度(1度刻み)の垂直放射角度で吊り下げて垂直コラムをフライングできる機械的および音響的デザインを採用しています。発せられた個々の円筒状の音波は垂直面でムラなく組み合わされます。
ネオジムLFドライバーを双極配置したことにより、120度という優れた水平指向性制御を250 Hzまで一定に保つことができます。「J12」は「J8」ラウドスピーカーとの音響的・機械的互換性を有します。「J12」は純粋に「J12」だけのコラムや「J8」や「J-SUB」と組み合わせて使うことができます。
「J12」のキャビネットは船舶合板製で、耐衝撃および耐候のPCP(ポリウレア保護)仕上げです。キャビネット前面は頑丈な金属製グリルで保護されており、側板と背面には4個の把手が設けられています。背面には並列接続された2個のNLT4F/M(またはEP5,NL8)コネクターもあります。
アンプ
「J12」はd&b「D80」「30D」アンプで駆動することをお薦めします。2ウェイ・アクティブ駆動の「J12」は「D80」の2チャンネルを必要とします。
仕様・定格
システム・データ | |
周波数特性(-5 dB,標準モード) | 48 Hz〜17 kHz |
周波数特性(-5 dB,CUTモード) | 85 Hz〜17 kHz |
最大音圧レベル(フリーフィールド内1 m, クレスト・ファクター4のピンクノイズ使用) | 30D使用時:143 dB D80使用時:143 dB |
D80アンプ毎のキャビネット数(アレープロセシング時) | 2 |
D80アンプ毎のキャビネット数(ラインまたはアーク・モード時) | 4 |
ラウドスピーカー・データ | |
コンフィギュレーション | 大規模ライン・アレー向け3ウェイ・ラウドスピーカー |
定格インピーダンス | 6Ω(LF) / 12Ω(MHF) |
パワー・ハンドリング能力,LF(RMS/peak 10 ms) | 500/2,000 W |
パワー・ハンドリング能力,MHF(RMS/peak 10 ms) | 200/800 W |
定格ディスパージョン角度(水平,≧250 Hz) | 120度 |
スプレー角度設定 | 0〜7度(1度刻み) |
コンポーネント | 12インチ・ドライバー×2 / 10インチ・ドライバー×1 1.4インチ・イグジット・コンプレッション・ドライバー×2 パッシブ・クロスオーバー・ネットワーク |
コネクター | NLT4 F/M×2,オプションでEP5×2またはNL8×2 |
寸法および重量 | |
寸法(H×W×D) | 360×1,100×570 mm |
重量 | 60 kg |
仕様は予告なく変更されることがあります。
ダウンロード
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