D12(生産終了)
*「D12」は製造終了いたしました。後継機種は「D20」と「30D」となります。
3RUサイズの2チャンネル・アンプ「D12」は4Ω〜16Ωの低インピーダンス負荷に中〜高パワーを提供するもので、モバイルと常設の両方の環境での使用に適します。
「D12」はd&b社の全ラウドスピーカーおよびリニア・モード用のセットアップを持ちます。340 ms(=100 m)までのユーザー定義の信号遅延を各チャンネルに個別に適用でき、同様に4バンド・パラメトリック・イコライザーを適用してブースト/カットまたはノッチ・フィルタリングを行うこともできます。「D12」はアンプの設定用にデジタル・ロータリー・エンコーダーと液晶ディスプレイを搭載しています。
「D12」は主電源電圧120/230 Vまたは100/200 V(50/60 Hz)をサポートするオートセンシング・スイッチ・モード電源を用いています。2-Way Activeモードで駆動されるd&bラウドスピーカーまたはアクティブに駆動されるd&bサブウーファー内のLFドライバーを正確に制御するための「d&b SenseDrive」機能を内蔵しています。
「D12」がEP5コネクターを備え適切な5ワイヤー配線を行った場合は「d&b SenseDrive」機能を使用することができ、その結果たとえ高レベルであっても極めて正確な低音パフォーマンスが得られます。NL4およびNL8コネクター・オプションもご用意しています。CAN-Busを介して「Remote」ネットワークにアクセスするためにRJ45コネクターも装備しています。
システムが既定条件内で動作しているかを確認する「d&b システム・チェック」機能、自動的かつ連続的なインピーダンス監視を行う「d&b ロード・モニタリング」機能があります。どちらも複数エレメントからなるシステム内のLFまたはHFドライバーの状態を(パッシブにクロスオーバーされているときであっても)判断することができます。
仕様・定格
コントロールおよびインジケーター類 | |
POWER | 主電源スイッチ |
SCROLL/EDIT | デジタル・ロータリー・エンコーダー |
ディスプレイ | 120×32ピクセル液晶ディスプレイ |
ISP,GR,OVL A/B | LEDインジケーター |
デジタル信号処理 | |
イコライザー | 4バンドPEQ/ノッチ |
アナログおよびデジタル入力遅延 | 0.3 ms |
ディレイ設定 | 0.3〜340 ms(0.1 ms刻み) |
コンフィギュレーション | 現行のd&b社ラウドスピーカーおよびリニア・モード |
ファンクション・スイッチ | d&bラウドスピーカー専用回路 |
信号発振器 | ピンクノイズまたは正弦波 |
サンプル・レート | 96 kHz/27ビットADC/24ビットDAC |
コネクター | |
INPUT ANALOG(A1,A2) | 3ピンXLRメス |
ANALOG LINK(A1,A2) | 3ピンXLRオス |
INPUT DIGITAL(D1,D2) | 3ピンXLRメス(AES3) |
DIGITAL LINK(Output) | 3ピンXLRオス サンプル・レート:48 kHz/96 kHz AES/EBUのサンプリング:48 kHz/96 kHz |
OUT CHANNEL A/B | NL4,オプションでEP5/NL8 |
REMOTE | RJ45 parallel×2,CAN-Bus |
SERVICE | SUB-D9メス |
電源コネクター | powerCON® |
データ(サブソニック・フィルター使用のリニア設定) | |
チャンネル毎の最大出力パワー(THD + N < 0.5%,全チャンネル駆動時) | |
CF = 6 dB at 4/8Ω | 1,200/750 W×2 |
CF = 12 dB at 4/8Ω | 1,600/800 W×2 |
S/N比(聴感補正なし,RMS) | > 110 dBr |
電源 | |
タイプ | オートセンシング・スイッチ・モード電源 |
定格電源電圧(高電圧設定) | 200-230 V,50-60 Hz |
定格電源電圧(低電圧設定) | 100-120 V,50-60 Hz |
寸法および重量 | |
寸法(H×W×D) | 3RU×19″×353 mm |
重量 | 13 kg |
仕様は予告なく変更されることがあります。
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