AL90
「AL90」は中規模SR向けのオーグメント・アレー・ラウドスピーカーです。「AL Flyingframe」を使えば、4台までのキャビネット・モジュールを垂直コラムとしてフライングして水平面で90度の定指向性ディスパージョン・パターンを生み出すことができます。「AL90」は「AL Flying Adapter」を使って最大4本のラウドスピーカーの水平アレーとしても利用できます。
「AL90」ラウドスピーカー・モジュールは10インチ・ネオジムLFドライバー2本ならびに専用ウェーブシェーピング・デバイスに取り付けた3インチ・ダイアフラムを持つ1.4インチ・イグジットHFコンプレッション・ドライバー、そしてパッシブ・クロスオーバー・ネットワークを内蔵するパッシブ2ウェイ・デザインです。
各キャビネットのウェーブ・セグメントはギャップなしに結合し、整合の取れた形で足し合わさります。隣接キャビネットとの間の可変スプレイ角はは5度刻みで±10度の範囲内で設定でき、50度からキャビネット2台の場合の70度の70度まで、アレー毎に最大150度までのトータルなカバレッジが得られます。
すべてのコンポーネントはキャビネットの中心軸に対して対称的に配置され、完全に対称的なディスパージョン・パターンを生み出します。ブロードバンドの水平ディスパージョン制御は約370 Hzまで保たれます。
キャビネット・エンクロージャーは船舶用合板製で耐衝撃・耐候PCP(Polyurea Cabinet Protection)仕上げです。ラウドスピーカー・キャビネットの前面は音響的に影響のない布で裏打ちされた頑丈な金属製グリルで保護されています。
アンプ
「AL90」をドライブするにはd&b社の「D20」および「30D」アンプを推奨します。スピーカー構成を適切に選択すればd&b社の「D80」アンプも使用できます。
仕様・定格
システム・データ | |
周波数特性(-5 dB,標準モード) | 60 Hz〜18 kHz |
周波数特性(-5 dB,CUTモード) | 95 Hz〜18 kHz |
最大音圧レベル(フリーフィールド内1 m, クレスト・ファクター4のピンクノイズ使用) | D20/30D使用時:138 dB D80使用時:139 dB |
アンプ・チャンネル毎の駆動キャビネット数 | 2 |
ラウドスピーカー・データ | |
定格ディスパージョン角度(水平×垂直,水平セットアップ) | 90度×30度 |
定格インピーダンス | 8Ω |
パワー・ハンドリング能力(RMS/peak 10 ms) | 400/1,800 W |
スプレイ角設定 | 20〜40度(5度刻み) |
コンポーネント | 10インチLFドライバー×2,3インチ・コイル使用1.4インチ・イグジット・コンプレッション・ドライバー×1,パッシブ・クロスオーバー・ネットワーク |
コネクター | NLT4 F/M×1 |
寸法および重量 | |
寸法(H×W×D) | 322×700×356 mm |
重量 | 23 kg |
仕様は予告なく変更されることがあります。
ダウンロード
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