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セルビア国営放送がLawo AoIP搭載の中継車を導入
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首都ベオグラードに本社を置くセルビア国営放送(以下RTS)は、Lawo AoIP装備の中継車を導入しました。コンパクトなマイクロバスベースの「小型音声中継車」はオーディオ、ビデオ、マルチメディア、照明、通信、制御技術のシステムインテグレーターであるTSE Beogradのエグゼクティブチームによって、セルビア国内で完全に設計、構築、装備されました。LawoのパートナーであるAVC GroupがLawoの機器を供給し、2021年4月に納品されたこの中継車は、いくつかの有名な制作に携わりました。
「システムの中心は、40フェーダーのLawo mc²36 mkII オールインワン・オーディオ・ミキシング・コンソールと、それぞれに32のマイク/ライン入力と16のライン出力を備えた2つのコンパクトなステージボックスです」
と、TSE のマネージングディレクターであるBora Radojevic氏。
「 IPベースのLawoの機器は、コンソール背面の2つのMADIポートを使うことで簡単に統合することができました。 3番目のMADIポートはTASCAM DA-6400マルチトラックレコーダーに供給する用途で使いました。 mc²36 mkII が提供するローカルI/Oは、録音とプレイバック機器との接続、PPMのモニタリングなど、十分すぎるほど充実しています。さらに追加したLawo A_digital8は、TC ELECTRONIC Music 6000マルチチャンネルエフェクトユニット用に使用されています。Lawoの素晴らしいサウンドは、 Genelec 8331AフルレンジとGenelec 7350Aサブウーファーアクティブモニターのペアでモニターされているのです」
RTS RadioベオグラードのCTOであるZorana Bojicic氏は
「設置後、最初の制作を前にして、RTSのクルーはTSEチームによってトレーニングを受けました」
と微笑みながら話します。
「 RTSのサウンドエンジニアは、わずか数回のトレーニングセッションを受けただけで、コンソールと設置に慣れることができたのです」
Bojicic氏は、新しい中継車とその中心にあるLawoの機器が提供する番組放送に満足しているそうです。
「ベオグラードの『ビール祭り』、クラグジェバツの『アーセナル祭り』、ネゴティンの『モクランジャック・デイズ』、プリズロニカの『パイパーズ・ギャザリング』、ベオグラードのMTSホールでの『RTSビッグバンド』コンサートなど、セルビア国内の様々な場所で新しい中継車が使用されました。ロック、フォーク、クラシック、ジャズなど、さまざまなタイプの音楽を簡単に扱えるシステムです。その優れた柔軟性に非常に満足しています」
(2022.12.13)
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