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[RIEDEL]ロイヤル・アルバート・ホール、Riedel社のBoleroワイヤレスインカムを導入
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![[RIEDEL]ロイヤル・アルバート・ホール、Riedel社のBoleroワイヤレスインカムを導入](https://otaritec.co.jp/wp-content/uploads/2025/06/riedel-rah-002.png)
写真:ロイヤル・アルバート・ホール、館内音響機器とサービスの拡充・アップグレードの一環として、Riedel社の新しいBoleroワイヤレス・インカム・システムを導入
Riedel Communicationsはこのたび、ロンドンの歴史あるコンサートホール「ロイヤル・アルバート・ホール」が、館内の音響機器のアップグレードの一環として、同社のBoleroワイヤレスインカム・システムを新たに導入したことを発表しました。Boleroは柔軟で拡張性のある通信システムで、公演中の舞台裏でのやり取りを支える標準的なツールとして、ホールのクライアントや外部公演チームに活用されています。
「以前は他社の通信システムをレンタルしていましたが、常設用にはBoleroを選びました」
と語るのは、ロイヤル・アルバート・ホールの音響運用マネージャー、ベン・エヴァンス氏。
「使いやすくて音声もクリア。お客様が普段使っている機材ともスムーズに連携できます。面倒なライセンス管理が不要なのも大きなポイントでしたし、ネットワークをベースにした柔軟性も、他社製品より優れていました」

ロイヤル・アルバート・ホールは、153年の歴史を誇るロンドンの名所。舞台やイベントのスタイルも多種多様で、ロックやポップのライブ、オーケストラ、トークショー、スポーツ、バレエ、ダンス、書籍イベント、詩の朗読などが開催されています。公演の入れ替わりも早いため、どんな状況にも対応できる、信頼性と拡張性のある通信システムが必要とされてきました。
館内の技術サポート(照明・音響・リギング・通信)はホールの魅力のひとつで、2018年には専属の音響チームを立ち上げ、d&b audiotechnik社と協力して常設PAシステムも導入。その後もミキサーやマイク、モニターなどの音響機器を強化してきました。今回の通信システム導入は、その流れをさらに発展させるものです。
「私たちは、イベント業界の中でも信頼される“技術パートナー”として知られています」
とエヴァンス氏。
「Riedel社と組んでBoleroを導入したことで、その信頼にさらに磨きがかかり、ビジネスとしての価値も高まっています」

Boleroは、以前のシステムに比べてチャンネル数や通信範囲、接続性などすべての面でグレードアップ。さまざまなイベントに合わせて効率よく設定できるのも魅力です。たとえば、ある公演で使われていた無線通信機器が公演中に不調となった際には、すぐにBoleroに切り替えてスムーズに続行することができました。
Boleroは、毎日の公演やリハーサルでも欠かせない存在となっており、ステージスタッフや演出スタッフだけでなく、FOHやモニターエンジニア同士の“シャウト通信”としても活用されています。照明や音響など、チームごとの専用回線を持たせることもでき、大規模な公演では通信グループを追加して拡張することも簡単です。
また常設で使っている10台のワイヤレスベルトパックがそれ以上必要になった場合は、レンタルで簡単に増設が可能。たとえば、2024年のオリヴィエ賞では、30台のベルトパックと、RIEDELのArtistシリーズのメインフレームやパネルを追加導入し、30人以上のスタッフで同時に活用されました。

「ロイヤル・アルバート・ホールの技術力の高さはそのブランドの重要な一部。そんな素晴らしい会場のサポートができることを誇りに思います」
と語るのは、Riedel Communicationsのグローバルイベントプログラムマネージャー、ナチョ・リー氏。「外部公演チームにとっても、Boleroがあれば機材との互換性を気にせず安心して作業できる。その信頼性が、現場の集中力と成果につながっていると思います」
【ドイツ・ヴッパータール 2025年6月3日】
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