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Electric Love Festival ワイヤレス通話を担ったRIEDEL Artist & Bolero
Riedel Communications社は7月4日~6日まで、オーストリアで開催された
「Electric Love Festival」に、大規模なArtistベースのコミュニケーション・システムを供給し、現地サポートも行いました。
イベントの最中だけではなく、モバイル・スタッフ全員に明瞭なコミュニケーションをもたらしたのはArtistインフラと統合されたBoleroワイヤレス・インカムです。
2013年からザルツブルクリング・レースコースで開催されてきたこのフェスティバルは、ヨーロッパ最大のエレクトロニック・ダンスミュージック・イベントの1つで、今年は約160人のアーティストたちが参加し、18万人を超える観衆を迎え入れました。
円滑な制作を確実に行うために、オーストリアを本拠とするイベント・マネジメント企業「Revolution Event GmbH」とRIEDELは提携しました。
イベントの全期間を通じて、Boleroワイヤレス・インカムのクリアなコミュニケーションを音響、カメラ、照明、マネジメント・チームを含むモバイル・スタッフ全員に提供しました。
Revolution Event社はクルー・メンバーたちに約50台のBoleroベルトパックを配備し、広大な18,500平方メートルの会場全体をわずか8台のBoleroアンテナでカバーしました。フレームやSmartPanelを含むArtistコンポーネントと簡単に一体化できるBoleroの能力は大きな利点でした。
「Revolution Eventでは全チーム間に最高のコミュニケーションを保証するのにはBoleroに頼らなければならない事を、皆分かっていました」
と、同社プロダクション・マネージャーHannes Schnappinger氏。
「RIEDELの洗練されたワイヤレス技術とBoleroの優れたカバーエリアが未だかつて無い柔軟性と機動性を私たちに提供してくれました」
イベントに先立って、Boleroの信号を中央のArtistマトリクスに送るために1,300メートル以上の光ファイバー・ケーブルをRIEDELチームが敷設しました。
すべてのケーブルは制作の中心であるイベント・コントロール・センターに集まり、そこではRevolution Event社のスタッフが「RSP-2318 SmartPanel」を使って全チームを指揮しました。
カメラ12台対応の中継車1台がメイン・ステージ裏から全イベントをソーシャル・メディアチャンネルに生放送しました。生放送に一役買ったのが同中継車内に追加設置された「2300 Series SmartPanel」1台でした。
「私たちのパートナーRevolution Eventは、フェスティバル会場との間にケーブル敷設ルートが1つしかないという、とても難しいインフラに直面しました。
このような条件下でケーブル類と機材を適切に管理するには、そしてフェスティバル参加者の皆さんの安全も確保するには、シームレスかつ信頼できるコミュニケーションが不可欠でした」と、Riedel Communications社オーストリア地域ジェネラル・マネージャー兼CEEのJürgen Diniz-Mallek。
「ArtistおよびBoleroインカム・システムは、Electric Love Festivalを関わった全員にとって素晴らしい体験になりました」