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PMCがザ・ローリング・ストーンズをDolby Atmosで完全再現
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ザ・ローリング・ストーンズの歴史を振り返る展覧会において、イマーシブオーディオを体験できるプレゼンテーションのために、PMCのスピーカーが選ばれました。『UNZIPPED』展は2020年11月オランダのフローニンゲン美術館からスタートし、このショウケースのためにLAのキャピトルスタジオとハイランドパークにあるPMC所有スタジオでDolby Atmosミックスが行われました。『UNZIPPED』展の会場では、ミックスの際と同じスピーカーシステムが使用されているのです。
フローニンゲン美術館は1999年にストーンズによる伝説的なコンサートを主催し、また今回は2020年11月から2021年の2月まで展覧会を行いました。展示のフィナーレはストーンズのアイコニックな瞬間が多次元のDolby Atmosサウンドによって再現されるというスペシャルなもので、ファンたちはバンドのレガシーを存分に体験することができるのです。
Dolby Atmosの開発においてPMCが不可欠な役割を果たしていることもあり、『UNZIPPED』展のフィナーレにおけるプレゼンテーション – 2016年に行われたラテンアメリカツアーのドキュメンタリー『Olé, Olé, Olé』や、キューバのハバナで行われた画期的なコンサートの映像が上映される – でPMCのスピーカーが採用されたのは、ごくごく自然なことでした。会場内に設置された5つの大きなスクリーンと、PMCの新しいCi140スピーカー、未発売のフラッグシップのアクティブサブウーファーBST、20,000Wを超えるアンプ出力による23チャンネルのDolby Atmosサウンドトラックによってファンたちはイマーシブな体験をし、コンサート以上に、ストーンズの世界を深く体験することができるのです。
このイベントでは、ストーンズのためにカスタムで設計されたCi140-XBDを備えたPMCのCiシリーズが初めて公の場で使用され、L、C、Rチャネルを提供。サラウンドとリアエフェクトの12チャンネルはCi140から出力されており、8つのオーバーヘッドチャンネルにはCi65を使用。また新しいBSTアクティブサブウーファーによって、低域が補完されています。
フローニンゲン美術館にスピーカーシステムを設置する前、PMCはユニバーサルミュージック(UMG)と協力して、オーディオサウンドトラックをAtmosにリミックスしました。この作業はLAにあるUMGキャピトルスタジオのスタッフエンジニアであるニック・リーヴスが、PMCを装備したスタジオCで、ドルビーのテクノロジーを使用して敢行。追加のミキシングは、PMC独自のドルビーアトモスを備えたLAのハイランドパークスタジオで行われました。
PMCのモリース・パティストは次のようにコメントしています。
「世界最高のバンドの、このようなプロジェクトに参加できたことはPMCにとって大きな名誉です。 UMGおよびドルビーとの緊密な関係により、キャピトルスタジオには最先端のAtmos制作スタジオが設立されました。この種のオーディオミキシングのリファレンスとしては、非常に高く評価されています」
「UMGはミックスに使用されたのと同じスピーカーを使用して、この壮大な展覧会でお披露目される前に、キャピトルとLAのハイランドパークにある当社のAtmos施設でサウンドトラックをミキシングします。どのスピーカーシステムよりもファンをバンドの本質に近づけ、展覧会を訪れる人たちにとっては素晴らしい体験となりました」
『UNZIPPED』展はフローニンゲン美術館の後、2021年5月から10月まで仏マルセイユのオランジュ・ヴェロドロームで開催。その後、世界各地を巡回する予定です。
PMCは1991年の創業以来、プロフェッショナルグレードのスタジオスピーカーと家庭用hi-fiスピーカーを製造してきました。急速に広がっているDolby Atmosの映画サウンドトラックと音楽フォーマットのためのプロフェッショナルオーディオにおいて、PMCは誰もが認めるリファレンスモニター。PMCのスタジオモニタースピーカーは、映画のサウンドトラックや音楽をマルチチャンネルのイマーシブオーディオ体験のためミキシングおよびリミキシングを行う際に、世界中で使用されています。
The Rolling Stones – UNZIPPED –
https://rollingstones.com/exhibition