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Kraftwerk, 新たなPMCモニターで9.1 Dolby Atmosシステムを構築

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Kraftwerk, 新たなPMCモニターで9.1 Dolby Atmosシステムを構築

先頃、エレクトロのパイオニアKraftwerkは2017年5月末にリリースされたA/Vドキュメンタリー・コレクション「3-D Kraftwerk Concert」をコンパイルできるように自身のPMCモニタリング・システムを9.1 Dolby Atmosセットアップへとアップグレードしました。

直近の5年間にわたって、このドイツのバンドは自らの古典的アルバムのセレクションを世界中の先進的な美術館やアート・ギャラリーで素晴らしい3Dマルチメディア・アート・パフォーマンスとして上演するツアーを行っていました。これらのコンサートからの素材が,Blu-Rayディスク4枚、228ページのアート・ブックレット,アナログ・レコードのコレクションとCDセットを1ボックスに収めたデラックス・バージョンを含む6つのパッケージとして発売されるニュー・リリースの基盤となっています。

長年のPMCユーザーとしてKraftwerkはすでに5チャンネルのPMC IB2Sモニタリング・システムをデュッセルドルフにある自らの「Kling Klang Studio」に持っていましたが,このシステムを9.1 Atmos仕様に高めるために,同バンドはPMC twotwo.6スピーカーの1ペアとtwotwo.8スピーカーの1ペアそしてPMC twotwo Sub2アクティブ・サブウーファー1台を購入しました。この新たなセットアップを用いることで、Kraftwerkは音声素材の膨大なコレクションを再編集して最高度の技術的および音響的水準で提供することができました。

追加PMCモニターを用いてのDolby Atmosセットアップへアップグレードする決断は3Dと2Dの音声ミキシングを担当したRalf HütterおよびFritz Hilpertの両氏によって下されました。この選択は自明のものでした。彼らは持っていた IB2Sシステムには大いに満足していて,信号の正確さや優れた放射特性、純度の高い卓越した音像で完璧な仕上げをしてくれるモニターを求めていたからです。この新たな追加はKraftwerkに自らのモニタリング・システムの優先事項として看做している低域の応答と制御をももたらしました。PMCの特許取得Advanced Transmission Line(ATL™)テクノロジーを特徴とする同社の「twotwo」シリーズはKraftwerkが要求する特に低レベルでのクリアさとトランジェント応答を提供することができます。

Parlophoneからリリースされた「3-D Kraftwerk Concert」はKraftwerkの古典的アルバム8枚を時系列順にフィーチャーしています。これらには次のものが含まれます:

《Autobahn》(1974)《Radio-Activity》(1975)《Trans Europe Express》(1977)《The Man-Machine》(1978)《Computer World》(1981)《Techno Pop》(1986)《The Mix》(1991)《Tour De France》(2003)。8枚のアルバムはすべてMoMA(ニューヨーク)The Tate Modern Turbine Hall(ロンドン)赤坂ブリッツ(東京)シドニー・オペラハウスと言ったロケーションでの同バンドの「3-D World Tour」で2012年から2016年までの間に撮影/録音されました。

現在、Kraftwerkは英国とアイルランド内での17回を含む大規模な欧州ツアーの一部として、評判の高い3-Dライブ・ショーを行っています。これは、Tate Modernで行われた2013年の息を呑むようなショー以来の同バンドの最初の英国ライブ・コンサートとなります。

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