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韓国のケーブルテレビ局MBNがIPを導入し、LAWO製品をふたたび採用
韓国のケーブルテレビ局であるMBN(Maeil Broadcasting Network)は、このたび2つ目の大規模プロジェクトを完了し、ソウルの新しい放送制作施設をmc²56コンソール、A_UHD Coreオーディオエンジン、複数のA__line AoIPステージボックスに更新しました。納品はLawoのパートナーであるDYD(Dongyang Digital)が、計画、設置、試運転はモバイルネットワーク事業者のLG Uplus(LG U+)のSIチームがそれぞれ担当。このプロジェクトは2022年3月に完了しました。
1993年に設立されたMBNは、さまざまなニュースやエンターテインメント番組を制作しています。660平方メートルのスタジオが2つあり、テレビニュース、大型の音楽番組やトーク番組、ドラマ、スポーツ競技番組、健康番組、子供向け番組など、幅広いジャンルの番組が制作されています。
「MBNはIPを将来の放送技術と考えており、今後数年以内にST2010に完全に対応した放送ネットワークにすることを目標としています」(MBN テクニカルディレクター Byonghee Gwak氏)
「そのため、放送制作施設の新しいスタジオやコントロールルームを最初からIPインフラで統合したいと考えました。もう一つの大きな利点は、新しい柔軟なオーディオ・ネットワークにより、我々のワークフローに柔軟に適用することができ、ソフトウェア・コンフィグレーションによるセットアップ全体を簡単に変更できることです」
数年前に、MBNは初めてLawoの製品を導入しました。「DMBラジオ」向けのLawoラジオ・ミキシング・コンソールと、「MBN MONEY」と「MBNニュースセンター」向けのmc²オーディオ制作デスクです。そこでLawoのテクノロジーによって素晴らしい経験をしたことから、MBNはふたたびLawoの製品を採用することにし、新しい制作センター内の「MBNコントロールルーム」AとBの技術的アップグレードを実現しました。このアップグレードには、A__UHDコアを共有する2台のmc²56 mkⅢオーディオ・プロダクション・コンソール、MCX用の外部サーバー、IPベースメディアインフラ用のLawoのHOME管理プラットフォーム、さらにA__stage 80、A__MADI6、A__digital 64 AoIPノード、スタジオステージボックスとしてのA__stage48が含まれています。すべての機器はLG U+によってインストールされました。
「MBNと協力し、新しい制作センターをIP施設にアップグレードする計画を立て、お客様が導入したいワークフローを検討しました」(LG U+ プロジェクトマネージャー Choi Won氏)
「様々なメーカーの製品を徹底的に検討した結果、IPネイティブでST2010に対応したオーディオ・プロダクション・コンソールを持つLawoは、圧倒的な差で勝利しました。パワフルで超コンパクトなA__UHDコアは、DSP プーリングと完全な冗長性を提供するため、ダイナミックで完璧な制作過程が保証されているのです」
MBNの新技術は、Lawoの革新的なHOMEプラットフォームによって管理されています。これによりIP デバイス管理が簡素化され、新しいIP接続のオーディオ I/O デバイスをベースバンドであるかのように、簡単に追加できるようになっています。
Byonghee Gwak氏は、MBNがこの大規模なアップグレードに際してLawoを選択したことに大変満足しています。
「私たちは何年にもわたって、Lawoのラジオとmc² シリーズのミキシングコンソールを使用してきました。Lawoの製品やソリューションの革新的な特性、品質、信頼性、安定性、そしてテレビ制作により良い方法を提供してくれる創造的なリソースの取り扱いと効率性を、高く評価しています」
(2022.3.16)
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