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NEPグループ 米国でのスポーツ中継用新型OBバンM15に、LAWOのIPルーティング/プロセシング/マルチビューワー・システムを採用
この強力で多機能なM15中継車の最大の特徴は、LAWOのIPソリューションをベースとしてシステムが構築されています。スポーツ番組制作のワークフローを合理化し、そしてより大きなイベントの際にはスケールアップできる柔軟さを持つように設計されています。M15の車内にはあらゆる作業スペースに各スタッフ専用のワークステーションや温度調節機能や照明が装備されています。車内はNEP最新の横方向のコントロールルームデザインを採用しており、制作ルームはマルチビューワー用の32インチモニターウォールを備えます。
「NEPは世界最大級の番組制作と配信の最前線にいます。M15中継車のためのコア・インフラを提供するという機会は私たちLAWOにとって大変名誉なことです。NEPとのパートナーシップはこれからのIP技術による放送業務フローの革新にとても大事なことです。私たちを信頼し続けてくださっていることを有り難く思い、またこの良好な関係が末永く続くことを願っております」と、LAWO社 米国セールス担当シニア・バイスプレジデント Jeff Smithは語ります。
NEPは、IPストリームの入出力、SDI入出力、音声処理、マルチビューワーを扱う機能別のソフトウェアを組み込んだ、LAWO V__matrix IPルーティング/プロセシング・プラットフォームを選択しました。
MADI、AESおよびアナログ音声のAES67へのゲートウェイには6台のPowerCoreが使われています。このPowerCore IPルーターは4台の高フレームレートカメラを含むGrass Valley 86NカメラやKayenne X-Frameスイッチャー、Calrec Artemisコンソール、EVS XT3サーバーをサポートするインフラを提供します。
システム全体をマネージメントするブロードキャストコントローラーとしてLAWO VSM(Virtual Studio Manager)を採用、ネットワークの安定性とセキュリティを確保するため、LAWOの SMART(System Monitoring and Realtime Telemetry)ソリューションも統合したマネージメントシステムとなっています。このSMARTはディープパケットインスペクションおよびネットワーク分析ツールをも一体化しています。
「LAWOとは素晴らしい関係を何年も育ててきました。LAWOのIP製品とシステム提案はNEPとクライアントに私たちの中継車の制作インフラに必要となる柔軟な分散型ソリューションを提供してくれてきています──「M15」はまさにその最新の例です」とNEP U.S.社長Glen Levine氏が言います。
NEPとLAWOは放送業界の変わり行くニーズをサポートするためにIP技術インフラソリューションおよびワークフローの開発において協力を続けて行きます。NEPのソリューションについて詳しくはwww.nepgroup.comをご覧ください。