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熊本県立劇場様 d&b audhiotechnikのY-Seriesを採用
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- LIVE SOUNDd&b audiotechnik
1982年オープンし、2022年に40周年を迎えた熊本県立劇場はコンサートと演劇、2つの専用ホールを備える大型の文化施設。40周年にあたってのスローガン「日常に、劇場を。」には、文化や芸術を提供する劇場が、人々の日常に地続きにつながってほしい、という願いが込められています。
現在は熊本市出身の姜尚中氏が館長をつとめ、コロナ禍のなか「ケンゲキアートチャンネル」を開設し動画配信を行うなどさまざまな取り組みをしている同館で、2021年、d&b audiotechnikのスピーカーを導入いただきました。導入されてから1年以上経ったところでの状況、ご感想を、熊本県立劇場 舞台技術グループの貴田様と、(有)アワーハウスの矢野様、石川様に伺いました。
【コンサートホール】
クラシック音楽を中心にした音楽専用ホール。約2秒の豊かな残響を持ち、ホールそのものが楽器と称されています。音響家が選ぶ優良ホール100選にも選ばれるホールは、人の声を柔らかく響かせ、シンフォニーの音をダイナミックに伝えます。
【演劇ホール】
オペラ、バレエ、歌舞伎、演劇などの舞台芸術に特化したホール。最後部からでも演者の表情が見えるよう、舞台と客席の距離を計算して設計されたホールです。本花道を設けることができる数少ないホールとして、名舞台を生み出しています。
– d&b audiotechnikのスピーカーを選ばれたのは、どういった理由だったのでしょうか
乗り込みさん(*外部のPAエンジニア)で、d&bを使用された経験を持つ方が多かったからです。多くの会場で採用されており、スタンダードと言っても良いブランド・製品ですよね。
– 導入いただいてから1年以上経ちましたが、使用されてのご感想をお聞かせください。全体としてはいかがでしょうか
当館のホールは幼稚園の発表会、講演会、演劇からトップクラスのエンターテインメントまで、さまざまなイベントが行われています。そんななかで共通しているのは、「ちゃんと音が聞こえている」ということ。どこの座席でも「ちゃんと音が聞こえる」というのは、非常に大切なことです。また今回の改修では、スピーカーだけでなくコンソールも含めた音響機材/システムを一新してデジタルになったことで、敏速に対応できるようになりました。
– コンサートホールについてはいかがでしょうか
音が意図しているところに飛んで行くと、感じています。また、改修前はステージに近い前列の座席は、講演会などのスピーチが聞こえにくかったのが、かなり改善されました。以前は移動型スピーカーを設置し対応したのを、改修にあたって新たに固定インフィルとしてY7Pを舞台袖から狙ったのが、ご年配の来場者が多い講演会などで顕著に効果が出ています。
– 演劇ホールについてお聞かせください
乗り込みさんが来たときに「音を下げてください」と言われる機会が増えました。また改修前は1F、2F、3Fとカバーしているスピーカーがそれぞれ分かれていたのですが、改修後は聞きやすくなったと思います。
熊本県立劇場
〒862-0971 熊本県熊本市中央区大江2丁目7番1号
https://www.kengeki.or.jp
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