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レッド・ホット・チリ・ペッパーズの世界ツアーをClair Global社がd&b GSLシステムでサポート「一貫したサウンド」を実現


レッド・ホット・チリ・ペッパーズは2022年6月、5年ぶりのツアーをスペインのセビリアからスタート。ジョン・フルシャンテ復帰後のアルバムをフォローするもので、ベックやアンダーソン・パークをサポートアクトに迎え、世界各地でライブを行いました。2023年も2月の東京・大阪公演を含むグローバル・スタジアム・ツアーは続いています。

Clair Global社のエンジニアであるトビー・フランシス氏は、このツアーの音響がどのようなものになるのか、そのキーパーソンとなりました。
「ジョンが復帰したことでバンド内の動きが変わり、マネージメントも変わりました。バンドの要求を満たすために、サウンドデザインは4年がかりの作業となりました。メンバーたちーアンソニー、フリー、チャド、ジョンーはステージ上で非常にダイナミックなパフォーマンスを行い、自分たちのショウの内容にこだわり、最高のサウンドを求めるため、リハーサル前に何度も話し合いが行われました。ステージ上でd&b GSLとKSLシステムから聞こえる音の感触、そしてそのクリーンさは、全員の関心を集めました。彼らはそのサウンド、その他すべて感激しています」

本ツアーのPAシステムは、メインのシステムとしてGSL8を片側20台、サイドフィルには片側16台+4台の構成でGSL8/12をフライング。サブウーファーは合計30台を使用し、片側10本ずつフライングし、10本をグラウンドスタックとして構成。フロントフィルにはY10Pを10台使用しました。ディレイスピーカーは、4か所に設置され各ポジションに12台のKSL8を配置。アンプは、合計82台のD80で構成されました。D80を含めたシステムのチューニングはd&b R1リモートコントロール・ソフトウェアで行い、システムデザインのシミュレーションは、d&b ArrayCalcを使用して行われました。

SL-Seriesは、全帯域指向性制御、拡張された低周波レスポンス、革新的なリギングオプションを共通とする3つのモデルで構成されています。システムのフラッグシップであるGSLは、最大限のダイナミックレンジを要求するアプリケーションにおいて、パワフルで精密に制御された業界スタンダードを提示します。KSLとXSLはGSLと同様に、ニュートラルな音質を共有し、GSLと組み合わせて使うことも、単独で使うことも想定されたファミリーを形成しています。

「2015年夏にArrayProcessingを導入して以来、スタジアムやその他の大規模なPAシステムには、ディレイシステムと併せてArrayProcessingを使用してきました。ArrayProcessingは、私自身が音響測定の分野に参画して以来、大型スピーカーシステムを使用したシステムデザインとその調整業務の中で経験した最大の変化です」
とClari Audio社のシステムエンジニア、 ヴィレ・カウハネ氏は言います。

「私にとって、カバーエリアのサウンドの均一性、恒常性は、とても重要な要素であり、このソフトウェアはこれらのパラメーターを調整するのにとても役立っています。今回のツアーでは公演ごとに会場の特性が大きく異なりますが、唯一の共通点は観客のキャパシティが大きいことです。ArrayProcessingは、特にSL-Seriesを使用することで、希望するカバーエリアとサウンドの均一性を全く新しいレベルでコントロールすることができます。またメインPAとディレイなどのシステムを組み合わせて、X軸のオーバーラップ部分を適切にコントロールする必要があるときにも、非常に重要なツールです」

ArrayProcessingは、d&bラインアレイのサウンドを最適化する独自の技術で、ラインアレイの垂直カバレージ全域で一貫したトーンとレベルバランスを提供し、ステージに近い席でも遠い席でも一貫したリスニング体験を実現します。

2022年のツアー中には、カナダのトロントにある大規模スタジアムのロジャーセンターで、GSLとKSLのシステムがいかに良い結果をもたらすかを証明しました。
「この2つのシステムを同時にミキシングしたことはありませんが、フェスティバルのイベントでJ-Seriesを使用したことがあって、GSLとKSLのクリアなサウンドに衝撃を受けました」
とフランシス氏。
「今回のツアーで、RHCPのほとんどの公演はスタジアムで開催されます。野球、サッカー、オープンフィールドの会場でパフォーマンスを行うことがあるのです。すべてのショーでディレイスピーカーを使用していますが、ArrayProcessingは本当に効果があり、全席をカバーすることも難しくありません。そして音響的に難しい場所でも、安定したサウンドをArrayProcessingが提供してくれます。ハウスPAがある大型スタジアムでは、システムのタイミングを合わせるのが難しいので、ハウスPAを使うことはほとんどありません」

今日のデジタルコンソールは、パスは無限にあり、すべて自動化するなどアナログコンソールでは実現できなかった機能が搭載されていますが、メンバーの一人がアナログにこだわったので、フランシス氏はヤマハのPM5000アナログコンソールでミキシングを行っています。

アナログコンソールのトランジェントは、非常に高速です。そこでアナログボードを使って、9つのパラメトリックEQとサミングミキサーを追加しサミングしました。
「とんでもない量のアウトボードギアでアプローチするショーが、目の前にあるのです。またアナログと最新のデジタルミキサーのPAをミックスすると、微妙な音質の違いがサウンドに厚みを作りその音の良さは最高です」

「バンドには膨大な曲のリストがあり、4曲は毎晩共通で、あとは夜ごとに違う14~15曲が用意されています。6万人収容のスタジアムでは聴くことができないだろう、と思って音のディテールを、感じることができたのです。d&bラウドスピーカーシステムのサウンドとカバーレンジには、本当に驚かされました」

フランシス氏は、バンドと彼らの友人たちがこのシステムのサウンドを絶賛しており、それが「彼を人気者にしている」とも言っています。
「多くのエンジニア仲間、バンドの友人たち、そしてレコードプロデューサーも、音響の良さについてすごく褒めてくれるのです。Ye(カニエ・ウェスト)やトラヴィス・スコットのプロデューサーであるマイク・ディーンは、アトランタのショウを観に来たとき、ぶっ飛んでいましたよ」

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