LawoはIBC2025において、HOMEシリーズ15番目のアプリ「HOME Audio Shuffler」を発表しました。HOME Audio Shufflerは、IPベースのダイナミック・メディア・ファシリティにおける従来型ベースバンドオーディオマトリクスを置き換えるソフトウェアベースのアプリケーションです。6種類のパッケージが用意され、入力されたオーディオ信号を異なるアプリケーション向けに再構成したり、さまざまなソースからの信号を自由にまとめてストリーム化したり、音声ペイロードを柔軟にカスタマイズすることが可能です。オーディオマトリクス機能を内蔵していないデバイスやアプリケーションにとって特に有用です。
HOME Audio Shufflerは、SMPTE ST2110-30(24ビット)およびST2110-31(32ビット、RAVENNA AM824ペイロード形式・ビット透過性対応)に対応。AES67およびST2110-30(レベルA、B、C)に準拠し、低遅延を実現しています。また、ST2022-7(シームレス保護切替)やHOME App自動再起動機能による冗長性を備え、24時間365日の信頼性ある運用を保証します。
受信したオーディオストリームは、HOME Terminal Routing Matrixを介して自由に再配置し、希望する送信先にルーティング可能です。ストリームのルーティングやシャッフル操作は、HOME APIを介してLawo VSMなどのワークフロー制御システムのハードウェアまたはソフトウェアパネルから行うことができます。
HOME Audio Shufflerは、大規模なオーディオ運用、特にマスターコントロールルームをはじめ、共通のクリーンフィードや個別制御可能な音源を混在させる必要があるあらゆる現場に最適なツールです。
最大16,384の入出力信号をサポートし、64〜2048のRX/TXストリームを対称的に扱うことが可能で、各ストリームは最大64チャンネルを収容します。マトリクスサイズは6種類のパッケージから選択可能です。すべての入出力信号には基本的なDSP機能を搭載し、RX側にはゲインと位相調整、TX側にはゲイン、位相調整、最大5秒のディレイ機能を備えています。
Lawoオーディオインフラ担当プロダクト・エバンジェリストのヨハン・ボクヴィスト氏は次のように述べています。
「HOME Audio Shufflerは、専用の放送用ハードウェアを必要とせず、期待されるチャンネル順序で完全に同期されたオーディオストリームの送受信を可能にする、大規模で俊敏なソフトウェアです。マスターコントロールルームに不可欠である一方、既に一部のユーザーは、このアプリが持つ原理をクリエイティブな応用に活用できることを示しています。」
HOME Audio Shufflerは、数週間以内に提供開始予定です。
(2025.9.14)
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