Power Core
Meet the Super Audio Node.
現代の放送施設は多数の入出力を必要とします。ラック・スペースにもです。
従来の機材では、わずかな入出力を提供するにも、3RUや4RUを占有することがしばしばあります。
そこで代わりに、入出力を300チャンネル以上内蔵し、さらに拡張の余地まである「Power Core」を手にしてください。
当然のことながらAES67規格のAoIPを使ったネットワークにも対応しています。
DSPも搭載しており、多くのチャンネルに即座に適用して信号を仕上げることができます。
こういったパワー全てをわずか1RUに収めました。ラック・スペースは小さくて済みます。
Well-connected.
「Power Core」はフロント・パネル上にHD MADIおよびAES67入出力を多数備えます。正確には384ステレオ・チャンネルです。
そして裏側に廻ると、マイクやライン、AES3、MADI、Dante、スタジオの各入出力カード(詳細は下記)をいつでも選んで搭載できる拡張スロットが8つあります。
これらすべてを管理下に収める内部ルーティング・マトリクスも装備しています。
It’s good to have backups.
安全ベルトとサスペンダーの様にセキュリティはお好きですか?
ご自身のバックアップにはバックアップがありますよね?
確実さを求めるユーザーのために「Power Core」にはSMPTE規格2022-7が組み込まれています。
シームレス・プロテクション・スイッチング(あるいは「ヒットレス・マージ」)として知られるSPSによって、個別のリンクを介して2つの同一の信号を同時に貴局のAoIPネットワークに接続することができます — そして万一片方のリンクが切れた場合には、音声を途切れさせることなくメインからバックアップへ即座に切り替わります。
手動の再ルーティングはありません。雑音も出ません。番組は流れ続けます。
そしてもちろん「Power Core」はデュアル・リダンダント電源も搭載しています。冗長起動に時間がかかるということもありません。
Speaking of standards…
AES67については皆がうわさしていますが、それはもっともなことです。異なるメーカー製のIP機材をつなぐ本当の規格がついに生まれたのですから。これが「Power Core」が100パーセントAES67準拠である理由です。専売プロトコルの提唱者によってはAES67は不完全であると主張するものもいますが、LAWOではAES67をRAVENNA(元々AES67に準拠するアドバタイジング/ディスカバリー・プロトコル)と組み合わせました。拡張を続けるAES67/RAVENNAの世界から、自ら選んだスタジオ・ハードウェアやソフトウェアを接続して制御することができます。
Bridge-builder.
フロント・パネルのHD MADI接続を、また多数のAES67接続をご覧ください。
「Power Core」は旧来のシステムと最新のAoIPネットワーキングとを橋渡しするのに理想的です。
そして忘れてはいけません──リア・パネルの8個の拡張スロットを使って、さらなるMADIを、また、アナログやAES3の入出力を追加できるのです。
「フューチャー・プルーフ」は当たり前です。
DSP for days.
このような入出力だけでは不充分であるかのように「Power Core」にはDSPも詰め込まれています。
96チャンネルまでの音声に、パラメトリックEQやシェルフ/バンドパス・フィルター、ゲート、リミッター、エキスパンダ―/コンプレッサーとディエッサーを使い易いタッチセンス式のグラフィカル・コントロールを使ってすぐに適用可能です。
「Power Core」内のDSPに匹敵するには並のエンジンが24台必要になるでしょう(計算したので確かです)
やり過ぎでしょうか? これを必要とするプロがいる限り、やり過ぎではありません。
Mix it up.
かくも多くのオンボード入出力を備えた「Power Core」は完璧なAoIPスーパーノードとなっていますが、
そのDSPのおかげでLAWO社のラジオ・コンソール用のパワフルなミキシング・エンジンでもあります。
「Power Core」はLAWO「ruby」「crystal」「sapphire」コントロール・サーフェスと組み合わせることができます
— あるいは「VisTool」GUIビルダー・ソフトウェアを使って、操作状況に応じたマルチタッチ・コントロールが可能なカスタムの「バーチャル・コンソール」を作製することができます。
German. Quality.
ドイツのラシュタットにて熟練技術者たちが設計・作製。
ドイツ伝統の品質。最上級のコンポーネント。極めて厳しい基準。
細部まで行き届いた高精度。逞しく高い信頼性。
LAWOのクラフトマンにとって完璧さはゴールではありません。それは生き方そのものです。
仕様
信号処理
- 96の入力チャンネル、それぞれが次のものを装備:入力ゲイン、信号のプレゼンス・インジケーター、ダイレクトアウト、インサート、フェーダー、プリ/ポスト切替付きAUXセンド、パン/バランス、各マイク入力のAutoGain
- シェルフ/ハイパス/ローパス・フィルターにもすることができる3つのフルパラメトリック・バンドとセミパラメトリック・バンドを備えるイコライザー
- ゲート、エクスパンダー、コンプレッサー、リミッターからなるダイナミクス・スイート
- AutoMixやDe-Essingの最高32インスタンスを任意の入力ソースに適用可能
- 4つの個別AutoMixグループが利用できるので複数の独立ミックスを作成可能
- 全ソースと全バスはEBU R128ラウドネス・メータリングを用いてスクリーン上にメーター表示可能
- 340 msまでの同期ディレイ(単位切替付き:メートル,ミリ秒,フレーム)
- Program,Record,Aux,Group,Mix-Minus(クリーン・フィード),General Purposeとして構成可能な80個のサミング・バス。これらのバスに(最高16ステレオ・バスまたは32モノ・バス)EQ,ダイナミクス,ディレイの各機能を持つフルDSPチャンネルを適用可能
- チャンネルとバスはステレオおよび5.1サラウンドのバンドルにグループ化可能
標準音声インターフェイス
- SFPケージ付きMADI×4(各64入出力チャンネル。MADIポート1/2および3/4はデュアル・リダンダントなインターフェイスとしてグループ化可能)
- AES67/RAVENNA×2(2個のNICを介して256チャンネルまでの入出力にアクセス可能)ヒットレス・マージ(SMPTE 2022-7定義準拠)を含む様々なリダンダンシー方式ならびにLACP(Link Aggregation Control Protocol)をサポート
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LAWO『LAWO Power Core』ブローシャー
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