crystal
Compact – intuitive – automagic
「crystal」のサクセスストーリーは現在も続いています:ラジオ放送局や小規模放送用途、SNG/ENG バン、TV 制作ルームに 1,000 台以上が納入された後も、LAWO はさらにパワフルな「crystal」コンソールの開発に努めていたのです。LAWO ミキシングの世界への入り口としてコスト効率の高いこのエントリー・モデルは、LAWO ならではの柔軟性とカスタマイズの可能性をお届けし、クライアントである民間および公共放送局の設備として長きにわたり価値あるものとなります。「crystal」は RAVENNA/AES67 互換になりました。これによりスマートなテクノロジーをすぐにお使い頂けます。
この新たな「crystal」ミキシング・コンソールには、視覚化の強化と「crystal」の制御のためのタッチスクリーン用の強力な PC ソフトウェア「VisTool」が付属します。基本バージョンのVisToolは明確な視覚化のために設計されていますが、VisToolの無制約バージョンは全パラメーターを表示したり、不可欠なものだけを表示するなど、どんな要求にも応えるように徹底的なカスタマイズが可能です。
Smart technology: ready to use
「crystal」コンソールには使い勝手の良い、様々なラジオ用途の要求に応えた一般的なプリセットが付属します。さらに「crystal」は高度なカスタマイゼーションが可能で、豊富な機能を提供します。スタンドアローン運用やネットワーク化された環境にも最適な選択肢である「crystal」は日々のオンエア操作や制作の効率を最大限に高めます。
What’s new?
1,000 台以上の「crystal」のユーザーたちからのフィードバックに基づいて、この新しい「crystal」には大掛かりな改善が行われています。コンソールのユーザー・インターフェイスは完全に再設計され、スリムで上品なシャーシを基調に明確なレイアウトをお届けします。新たに設けられたハンドレストはコンソールの人間工学的な使い易さを高め、再設計されたボタンはラベルの読みやすさを高めました。新しいプリセット・コンフィギュレーション機能は使い易さをさらに高め、さらなるカスタマイゼーションを行うための絶好の基盤となります。このような機能に加え「crystal」は全フェーダー・ソースや一般的なバス・コンフィギュレーション、コントロール・ルームとゲストのモニタリングも提供します。
新たに設計された「crystal」ベース・ユニットは電源のリダンダンシーや入出力カードの追加出来る拡張スロットを特長としています。統合された「AutoMix」や「AutoGain」のような新機能は特にジャーナリスト/プレゼンターが自分で操作する環境に向け優れた使い易さをお届けしま
最新鋭のテクノロジーと超スリムな構造
「crystal」はどんなスタジオ内であっても目を惹く機材となりますが、印象的なのは外観だけではありません、金属製の筐体と防塵式 100 mm フェーダーから優れた信号処理能力まで『crystal』の製造品質と作り込みは様々な要求に応えることができます。
最適なワークフローを生み出す人間工学的なデザイン
モダンな外観と LAWO 社ならではの製造品質以外に「crystal」は卓越した人間工学においても印象的です。チャンネル毎に2個ある見やすい OLED ディスプレイが理想的な全体像を提供します。多機能ボタンには様々な機能を割り当てることができます(例えば PFL,ON/OFF,START/STOP,MUTE,CONFERRENCE,TALKBACK)。多色 LED はカラーコードに従ってその機能を表示します。さらに、各フェーダー・ストリップ上の4個セットのユーザー・ボタンには動的に機能を割り当てでき、そのラベルは OLED ディスプレイに表示されます。
カスタマイゼーション
「crystal」には即戦力のプリセットが付属していますが、これは高度なカスタマイゼーションとワークフロー最適化のための機能を豊富に揃えています。
このコンソールは従来のミキサーにある様々な機能だけでなく、最大 288 の入出力の内蔵マトリクスも提供します。このような入出力は RAVENNA Audio-over-IP、MADI、AES、Mic/Line を含む広範なモジュールのなかからあらかじめ選ぶことができます。
コントロール・サーフェスは4フェーダーから 16 フェーダーをお選びいただけます。押しボタンはすべて RGB LED を用いた自照式で、そのため機能を識別するためのカラーコードを使うことが可能です。例えば各信号処理機能に個別の色を割り当てることができます(EQ は青,DYNAMICS はマゼンタ等)。
ユーザー・インターフェイス上のほぼすべてのボタンはユーザー独自の要件に合うように設定できます。カスタム機能は入れ替え可能なインレイ・シートを使って簡単にラベルを変更できます。
システム・アドミニストレーターが行えることは無数にあります。それは、小さな n-1 セットアップから大規模なカンファレンス・マトリクスまで、単独のコントロール・ルームのモニタリングから複数のモニタリング・バスまで、あるいはいくつかのコンソール内部のスナップショットからデータベース内の無制限のコンソールおよびチャンネル・スナップショット、すべてにアクセス可能なコンソールからユーザー権限管理で定義・制限されたユーザー・インターフェイスにまで及びます。
crystal 仕様
コントロール・サーフェス
- 最高 16 フェーダーまでのコントロール・サーフェスのバリエーション
- コンパクトなデザイン.ケースの高さはわずか 35 mm
- 防塵式長寿命 100 mm フェーダー
- 有機 EL ディスプレイ(視角 160°)
- 多色バックライト(RGB)装備のボタン
- 自動輝度調整用周囲照明センサー
- 完全なスタンドアローン操作が可能
システム・コア
- ベース・ユニット(19″ / 1 RU):制御システム、信号処理、音声インターフェイスを収容
- 最高 288 入力および 292 出力を有する内蔵ルーティング・マトリクス(ノンブロッキング方式)
- システム制御されたアクティブ・クロス・ベンチレーション
- 内蔵 AC 100〜240 V 電源,または DC 12 V 接続(リダンダンシー・スイッチオーバー機能付き)
信号処理
- 最大 24 フェーダー・チャンネル(Input Gain(最大 +18 dB)および Pan/Bal 機能付き)
- 最大 100 個のソースおよびサミング・バス定義(モノ/ステレオ/5.1 サラウンド)
- イコライザー(フルパラメトリック・バンド×3,フィルター×2, モノ/ステレオ)×16
- ダイナミクス・ユニット(Gate/Expander/Compressor.モノ/ステレオ)×16
- リミッター(モノ/ステレオ)×16
- ディエッサー/AutoMix(モノ*)×16
- ディレイ(最大 320 ms.モノ*)×16
- サミング・バス(モノ*,PFLを含む)×32
- ミニ・ミキサー(モニタリング、ステレオ→モノ等のための2×2ミキサー)×32
- 内蔵トーン・ジェネレーター *)ステレオ・カップリング可能
制御
- プログラマブル・ロジック・コア(赤ランプ、フェーダー・スタート、放送ボタン、トークバック統合等)
- n-1/カンファレンス・ロジック内蔵(独立2系統)
- ラジオ・オートメーション・システム統合用インターフェイス(シリアル、TCP/IP)
- TCP/IP(Ember+)を介したネットワーク化
同期
- ワードクロック入力および内部ジェネレーター
- MADI またはスロット 1(AES3 または RAVENNA)を介した同期(オプション)
- 48 kHz および 44.1 kHz
インターフェイス
- アナログ・マイク入力(含ベース・カット、ステレオ・カップリング可能、ライン入力としても使用可能)×4
- アナログ・ライン入力×4
- アナログ・ライン出力×8
- ヘッドフォン出力(ステレオ)×2
- AES3 入力(ステレオ,SRC 搭載)×4
- AES3 出力(ステレオ)×4
- GPIO(オプトカプラー×8,静音 CMOS リレー×8)
- オプション:4ポートを用いた MADI 拡張(最大 256 モノ・チャンネル)
- 入出力拡張用スロット×2
• アナログ LINE IN×4 / アナログ LINE IN×4
• アナログ LINE IN×8 / アナログ LINE OUT×8
• AES3 入力(SRC 搭載,ステレオ)×4 / AES3 出力(ステレオ)×4
• HD/SD SDI エンベッダー/ディエンベッダー(ステレオ×4)
• RAVENNA/AES67 Audio-over-IP
コンフィギュレーションとメンテナンス
- システム・コンフィギュレーションとロジック・プログラミングのためのソフトウェア
- システム診断用内蔵ウェブ・サーバー
- ソフトウェア・アップデート専用のソフトウェア・ツール
- 専用リモート・アクセス・ツールを用いたリモート・メンテナンス
VisTool
- コントロール・サーフェスの強化とタッチスクリーンのサポートのためのソフトウェア
- DSP パラメーター、ラウドネス、信号レベル/ステータスの視覚化
- 追加機能および制御(例:タイマー,スナップショット)
- 最小 PC 要件:Intel i5 またはそれ以上(CPU ベンチマーク 1350 Points 以上 @ www.cpubenchmark.net/)2GB RAM 以上、Windows 7 またはそれ以上
パネル(オプション)
- 19″/1 RU のパネル・バリエーション(自照式ボタン、LCD キー、ポテンショメーター、GPIO 搭載)
- ロジック機能とレベル調整の制御(例えばカンファレンス、トークバック、モニタリング用)
- CAN バスを介した最高 30 基のパネル接続(オプション TCP/IP)
仕様は予告なく変更されることがあります。
資料ダウンロード
-
LAWOオーディオ製品 ブロッシャー (1.8MB)
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