LAWOの.edgeがオーディオのパフォーマンスを強化し、カラーコレクション機能を提供

LAWOはIBC 2024で、 .edgeのオーディオおよびビデオ機能への重要な追加を発表しました。これには、2つの新しいビルドインパラメーターのオーディオゲインと位相反転が含まれ、オプションとして.edgeプロセシングブレードごとに8192入力 x 4096 出力のオーディオマトリックスの機能も搭載されました。ビデオのカラーコレクションもオプションライセンスとして利用できます。 

最大32のSDI入力 （@1080p）の入力SDI信号（各チャンネルが最大32オーディオ信号を含む）にエンベデッドされたオーディオチャンネルのレベルを調整できるようになりました。各入力には、専用のオーディオゲインコントロール（-30dB ～ +18dB）があります。同様に、SDI 出力にも適用され、ゲインの変更は標準のAudio ShufflerおよびEmbedderの後に適用されます。 

各入力チャンネルに搭載された位相反転機能は、信号源から異なる距離にマイクを配置することで生じる不要な干渉やノイズ等を補正するために使用できます。出力にも同様にこの新しい位相反転機能が装備されています。 

「LAWOの統合プラットフォーム全体と同様に、edgeはシステムアップデートを重ねることで継続的に進化しています」 
と、メディアインフラストラクチャのシニアプロダクトマネージャーであるJohn Carter氏は説明します。 
「ほとんどの機能強化は、中継車やファシリティに第2世代のLAWOインフラストラクチャを導入していく過程で、顧客が実際に導入時に寄せたフェードバックやリクエストを元にして、改良や強化が実施されています。良いニュースは、各.edgeプロセシングブレードが非常に大きな計算能力を持っているため、ゲートウェイ機能に加えて、ほとんどの標準機能とオプション機能が並行して実行され、処理能力が損なわれない点です」 


Audio Matrix Shuffler (.amshuff)  

オプションのAudio Matrix Shufflerライセンスは、LawoのFlex Subscriptionライセンスメカニズムを介して、永久的または一時的にアクティベートでき、.edgeブレードの機能を標準のAudio Shuffling機能をはるかに超えて拡張します。 
ブレードの各SDI出力にはすでにAudio Shufflerが搭載されており、オペレーターは4つのIPレシーバーから任意のモノラルオーディオチャンネルを選択し、それを1つのSDI出力にエンベッドすることができます。1080p SDI構成では最大32オーディオチャンネルに対応しています。 
.amshuffは、選択したプロセシングブレードに128のレシーバーと64の送信機を装備し、それぞれが64のオーディオチャンネルをサポートします。すべての入力ストリーム（RX/レシーバー）は8192 x 4096のルーティングマトリックスに送られ、そこでソースを64の出力ストリーム（TX/送信機）のいずれかにパッチできます。 
個別のモノラルチャンネルのパッチ接続は、プロセシングブレード内でVSMを使用して確立されます。 
必要に応じて、.edgeフレーム内のすべてのプロセシングブレードに.amshuffインスタンスを割り当てることができます。さらに、送信側には、テストやトラブルシューティングの目的で別個のオーディオテストトーンジェネレーターが提供されます。 


.edge Color Corrector (.colcor) 
 
オプションのColor Correctorライセンスは、現場で使用できるRGB/YUVカラー補正ツールを.edgeに提供します。edgeブレードごとに最大32のカラーコレクターが利用可能です。カラーコレクターは、プロキシ生成の前段階で行われ、有効な色/値のみが渡されます（自動的に「有効」なレベルに自動クリッピング）。カラースペース変換（UHD 12G-SDI BT 2020から、HDR変換なしの1080p BT 709への変換）にも対応しています。.amshuffと同様に、.colcorは.edgeプロセシングブレードごとに使用できます。 
 
（2024.9.11） 
 
 
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