RIEDEL ワークフローの柔軟性とパワーと接続能力を格段に進化させる新製品「1200 Series SmartPanel」を発表
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キーパネルのあるべきルック&フィールを再定義し、複数のワークフローを可能にするRIEDELの新「SmartPanel」
RIEDELは「SmartPanel」アプリ駆動のユーザー・インターフェイスを作り上げたテクノロジーに基づく新製品「1200 series SmartPanel」を発表しました。2018年のNABショーでデビューを飾る「RSP-1232HL」はワークフローの柔軟性とパワーと接続能力を格段に進化させます。
この新たなパネルは、複数のフルカラー・マルチタッチ・ディスプレイや32個の独創的なハイブリッド・レバー・キー、多機能アプリを活用する能力、そして今日用いられている様々なワークフローに簡単に適応する能力を備えており、ユーザーの従来方式の作業が可能でありながら、まったく新たな可能性も拓きます。
「RSP-1232HL」パネルのための2年間にわたる研究開発には大勢のユーザーや業界のプロたちからの意見も含まれており、部品のスペーシングからルック&フィールまで既存のパネル・テクノロジーのあらゆる面も吟味しなおしました。その結果がこの32キーのユーザー・インターフェイスです。各レバー・キーはキーと同じ場所でパラメーター制御が可能なロータリー・エンコーダーを内蔵しています。レバーは完璧なフォルムと重量や手触り、応答の度合い、そして疲労しにくさを持つように注意深く設計されており、インターカムのパネルが持つべき使い勝手を事実上再定義するようなものに仕上がっています。
「RSP-1232HL」は様々に異なるワークフローをサポートするように設計されています。ユーザーによっては最初は無音状態のパネルから何を聞きたいかを選ぶ「トーク&リッスン」ワークフローを好みますが、別のワークフローではすべてを発信する状態のパネルから使い始めて、どの信号をオフにするかを自分で選ぶ「トーク&ミュート」が好まれます。ユーザーはパネルごとに好みのモードを選びます。
パネルをゼロから考案することによって、ユーザーにとってパネルを使い易く理解し易くするのに大いに役立つ新機能も可能になりました。RIEDELの新たな「Logical Group」コンセプトによってユーザーはキーのラベルあるいは各キーの周りに配置されるLEDリングのカスタム・カラーを選ぶことができます。各キー・ラベルには8文字のメイン・ラベルと16文字のサブ・ラベルとユーザー定義のアイコン・ラベルがあります。これ以外にも各キーがある状態が何かをいつでもユーザーに報せるアイコンに基づく表示機構が備わっており、Open MicやMuted Key、Incoming Beep、Port Busyを一目で簡単に読み取って理解できます。ユーザーは必要に応じ、任意のキーについて最大限または最小限の情報を得ることができます。
RIEDELはいつも接続能力を大切に考えており、この新たなパネルがずっと使って来たAES3デジタル接続能力と、ここ数年で採り入れるようになったSMPTE 2110-30(AES67)接続能力の両方を利用することが重要でした。AES67接続はファイバーSFPが2つとRJ45接続が2つで、これによってケーブル接続の高い柔軟性を実現する様々なディジーチェーン接続とリダンダンシーの選択肢が生まれます。
その他の機能には次のようなものがあります:
位相精度を持つステレオ・スピーカー、フロント・パネルのマイク・ミュートおよびサイドトーン調節、フロント/リアのUSB,BluetoothおよびNFC接続能力(RIEDEL Boleroワイヤレス・シリーズのものと同じ)GPIOおよび4ワイヤー・ポート、明るさの変わる環境内でスクリーン輝度を自動調節するための外光センサー。
「最初から、レバー・キーを提供する以上のことを行わなくてならないことが分かっていました」とRIEDELのユーザー・インターフェイス/ユーザー・エクスペリエンス製品マネージャーJohan Wadstenは言います。
「この新しい「SmartPanel」には今まで考えつかなかったような方法でユーザー・インターフェイスを進化させるスマートなデザインとイノベーションがぎっしり詰まっています。RIEDELの開発チームの生み出した結果、そしてその仕事ぶりには感謝しきれないほどです」