すべての品質を備えたLAWOの初のオーディオ向けHome Apps mc² DSPが誕生
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先日開催されたオンラインイベントで、LAWOの比類のなきA__UHD Coreと同等のマイクロサービス・ベース「HOME mc² DSP app」が発表されました。HOME Appファミリーの新しいメンバーである超低遅延のHOME mc² DSP Appは、サーバーベースの俊敏なオーディオエンジンです。使い慣れた機能セットを備え、接続性と拡張性という点でHOME Appsプラットフォームの優れた柔軟性とLAWOの伝説的なオーディオ処理品質が組み合わされています。
HOME mc² DSP Appは、mc²ミキシングコンソールと一緒に使用したり、急なオーディオ処理が必要になった場合にボタンを押すだけで（バーチャル）ミキシングシステムを起動することができます。
HOME mc² DSPは、映像/音声制作環境の融合に最適な音声処理をアシストすることで、プロダクションの生産性向上や業務効率化を実現します。A__UHD Core FPGAプロセッシングプラットフォームのすべての機能をCPUベースのパッケージに搭載し、オペレーターはこれまで考えられなかった細かさで、mc²グレードのDSPプロセッシングをスピンアップすることができます。
HOME Appsプラットフォームの一員として、HOME mc² DSP Appは、ハードウェアから処理機能を取り出したことによってもたらされる俊敏性の恩恵を受けることができます。LAWOのFlexライセンスとサブスクリプションモデルを活用し、ユーザーはサブスクリプションクレジットをオーディオであれビデオであれ、利用可能なHOME Appに割り当てなおすることができ、厳しい予算管理が可能となります。また、ある場所（例えばプロダクション・ハブ）から別の場所（例えば中継車やリモートの出先）への 「移動」も簡単に行えます。
HOME mc² DSPの主な目的は、A__UHD Coreが利用できない状況や、HOME Apps領域内に留まることがより実用的な状況において、オーディオ処理を提供することです。このアプリを使えば、さまざまな局面で必要な数のDSPチャンネルを持つプロセッシングコアを簡単に起動できます。
CPUベースのテクノロジーにもかかわらず、HOME mc² DSP Appは、ハードウェア処理と同じ超低遅延で処理します。すべての機能と特性は非常に似ているため、オペレーターはコンソールサーフェスやヘッドレスミキサーがハードウェアベースのA__UHD Coreを制御しているのか、mc² DSP Appを制御しているのかを見分けることができません。HOME UIのボタンを押すだけで、両者の切り替えが可能です。
HOME mc² DSP Appは、将来のCPU開発に合わせて自動的に拡張し、必要な場所に数千のDSPチャンネルを提供できます。モノ、ステレオ、5.1、NGAイマーシブミキシングフォーマットのサポート。柔軟な数のAUX、GRP、SUMバス。つまり、HOME mc² DSPは、A__UHD Coreの分身のアプリなのです。HOME Appは、いつでも停止できるため、サーバー容量やフレックスサブスクリプションクレジットが解放され、その過程で電力消費が削減されます。
LAWOのオーディオインフラストラクチャ担当シニアプロダクトマネージャーである Christian Struck氏は次のように述べています。
「HOME mc² DSPは、入出力メディア・トランスポート・プロトコルに関する HOME Apps プラットフォームのユニークな細かさと柔軟性を活用します。これは、SMPTE ST2110、NDI、SRTの混合フォーマット制作環境、さらに将来的に関連する可能性のある新しいフォーマットをサポートします。A__UHD Coreは、ライブサウンド環境におけるオーディオのみのワークフローに最適なプロセッシング・ツールであることに変わりはありません」
LAWOのCTOオフィスークフロー及びシニアディレクターであるLucas Zwicker氏はこう語っています。
「HOME mc² DSP Appの導入は、LAWOのオーディオの歴史における次のマイルストーンです。これは既存製品のリフトアンドシフトではありません。HOME mc² DSPは、統合されたオーディオ、ビデオ、コモディティベースのプロセッシングインフラに関連する将来の要件に対応するために、ゼロから慎重に再設計されました。そして、もちろん、LAWOはお客様がmc²ミキサーに期待するサウンドパフォーマンスも提供します」
（2024年4月9日）
