JT-NMテストでLAWO HOMEのAMWA NMOS互換性を確認 – DirectOut社のデバイスもまもなくHOMEネイティブへ
- 更新日:
- 投稿日:
ドイツのヴッパタールで行われた今年のJT-NMテストで、コントローラーとレジストリー部門でHOMEのAMWA NMOS IS-04及びIS-05の完全な互換性が確認されたことをLAWOが発表しました。これらのセッションのなかで、DirectOut社のマネージング・ディレクター兼CTOであるClaudio Becker-Foss氏は、さらに、DirectOut社のデバイスがまもなくHOMEネイティブとして利用できるようになることを明言しました。
2022年8月のJT-NM(Joint Taskforce on Network Media)セッションにおいて、LAWOの IPインフラストラクチャー向けのHOMEマネジメント・プラットフォームは、コントローラーおよびレジストリーのカテゴリーですべてのテストに合格しました。その結果、HOMEは正式に NMOSレジストリにアクセスできるようになり、NMOSデバイスのレジストリとして機能するようになりました。
HOMEは、ライブプロダクション環境のすべてのデバイスを接続、管理、保護するように設計されています。エンジニアとツールのやり取りを迅速かつ効果的に行うためのツールと一元型サービスを提供します。HOMEはクラウドネイティブの設計で、システムの規模に関係なく、どこでも実行できるようになっています。HOMEならクラウドはキャンパスで、プライベートで、またはローカルで開始することができます。さまざまなデバイス、セットアップ、サイト、ハブ、およびデータセンターを迅速かつ完全に安全な方法で、パワフルで俊敏なネットワークに変えることができるのです。
JT-NMのテスト結果は、IPネットワーク機器の検出と登録に関するNMOS IS-04仕様にHOMEが適合していることを確認しました。IS-05 device connection management specificationでは、HOMEはさらにNMOSスイッチングオペレーションを監視して、実行することができます。
「NMOS IS-04/05との互換性が確認されたことは、HOMEマネジメント・プラットフォームにとって重要なマイルストーンです」
と、LAWOのクラウド&インフラストラクチャーソリューションズ担当シニア・ディレクターのAxel Kernは述べています。
「放送局、企業、AV機器ユーザーは、インフラを整備し、すべてのコンポーネントを、統一された完全な耐障害性のある単一インターフェースで直感的に接続・管理するための選択肢がさらに増えました」
LAWOの最高技術責任者であるPhil Myersは、次のように付け加えました。「LawoはIBC2022で、最近寿命を迎えたものも含めて、当社の現行のビデオ及びオーディオ製品のすべたがHOMEネイティブになったことを発表する予定です。また新たに導入された NMOS互換性により、手動でネットワークを構成する余裕のないオペレーターにとって、HOME環境はさらに魅力的なものになります」
オペレータは現在、HOMEが提供するパワー、利便性、およびセキュリティ機能を活用するための3 つのオプションを持つことになります:それは、LAWOデバイス、HOMEネイティブ・サードパーティデバイス (“lives@HOME”)、そしてNMOS互換デバイスをネットワークに接続することです。
DirectOut社のマネージングディレクター兼CTOのClaudio Becker-Foss氏は、一部のデバイスがHOMEネイティブになるというDirectOut社の決定を確認しました。
「HOMEをネイティブにサポートするという決定は、自動検出および登録機能以上のものを必要とする当社のお客様にとって、このアプローチがもたらす利点に基づくものです」
とBecker-Foss氏は述べています。
「この緊密な統合により、オーディオオペレーターは、mc²コンソールなどから当社のデバイスの包括的な機能セットに直接アクセスできるようになり、隔離、セキュリティ、便利なパラメータ調整など、HOMEが導入した高度な管理機能も利用できるようになります」
最初のDirectOut製品のHOMEアップデートは、2023年初頭に導入される予定です。
(2022年9月1日)