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独ケルンのsmartregieがLawoのVSMコントロールシステムで制作
ドイツ・ケルンのサービス・プロバイダーsmartregieは、イベントやテレビ制作のためのモジュラー・コントロール・ルームのレンタル提供を支える制御およびワークフロー・ソリューションとして、LAWOのVSM (Virtual Studio Manager)を選択しました。
「VSMは、機器をレンタルしていくなかで頻繁に変化するネットワークの設定に、簡単かつ迅速に適応することが可能です。また操作も簡単なので、制作インフラストラクチャの可能性をより有効に活用できるのです」
smartregieの技術責任者、Christian Brauksiepe 氏は言います。
smartregieのそれぞれの制作環境においては、さまざまな機器モジュールがクライアントの要件に従って正確に組み合わされ、最先端の光ファイバーとクラウド技術を使用してネットワーク化されています。既存のIPベースのネットワーク・アーキテクチャーをより柔軟に管理し、よりユーザー・フレンドリーなものにするために、smartregieはLAWO VSMを選択し、Ember+プロトコルを使用したIP ネットワーク経由で、RIEDEL Mediornetシステムのビデオ・ルーティングと、TSL-5 プロトコル経由で内部のマルチビューアへタリー及びラベル転送を処理するようにしました。タブレット上の3つのバーチャルVSMパネルが、ユーザー インターフェイスとして使用されています。
「たとえば、クロアチアで完成したばかりの作品では、45台のリモートカメラを常設し、ショルダーマウント型のカメラを5台使用しました」
「従来のオペレーター集約型のソリューションでは、平行して使用するカメラ50台のストリームの監視と調整をすることは、不可能でした。しかしVSMはタブレット上で動作するので、すべての制御を指先で行うことができます。キー操作1つで、ストリームの切り替えや設定へアクセスすることが可能なのです。すべてのコンポーネントからの、リアルタイムでのフィードバックは透明性をもたらし、ステータス情報はグローバルラベリングによって、一目でわかるように表示されます」
VSMはカメラ制御と監視の簡素化に加えて、マルチビューアー機能をsmartregieにもたらしました。オペレーターは2列目からでも、ストリーム内のどのカメラがオンラインであるかを確認できるようになったのです。
smartregieが監修する「The Bachelor/Bachelorette」の新セットでは、2つのセット (「House of the Candidates」と「Night of the Roses」)に分散された30台以上のカメラを使用し、映像だけでなく音声も統合した、VSMによるワークフローを洗練させる予定です。
「VSMで管理される当社のモジュール式、モバイル型、ネットワーク型のsmartregieシステムは、あらゆるテレビ・映画制作に適合するソリューションです」
とBrauksiepe氏。
「私たちのコンセプトは、革新的なアイデアとコンポーネントによって、今日では柔軟かつ効率的に、費用対効果は高く、持続的に番組を制作できることが可能であることを証明しています。リアリティショーのフォーマットでは、めったに変わらない現実が1つあります。『物事は通常、計画とは異なる方向に進むものです』だからこそ、多数のカメラの背後にあるワークフローが無駄がなく、効率的で柔軟であることが非常に重要。だからこそ、LAWOのVSMが選ばれたのです!」
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