PMC6を導入いただいたエンジニア、山川春佳氏(キング関口台スタジオ録音部所属)にお話を伺いました 

椿山荘東京、東京カテドラル聖マリア大聖堂・カトリック関口教会などが立ち並ぶエリア、文京区関口で、坂の途中に位置するキング関口台スタジオ。同スタジオ録音部に所属し、エンジニアとして勤務する山川春佳(やまかわ はるか)氏に、PMC6を導入いただいた経緯と、使用してのご感想などについて伺いました 。

山川春佳 氏(キング関口台スタジオ)


PMC6を購入いただいた際の経緯や、決め手となった理由をお聞かせいただけますか 

何年か前に、こちら(キング関口台スタジオ)でPMCのスピーカーをデモしていただいた機会がありました。その時私はまだアシスタントでしたので、自分でスピーカーを買うということは、具体的には何も決まっていませんでした。 その後エンジニアの仕事をするようになり、自分の機材を何か一つ持ちたいと思ったときに、一番に出てきたのがスピーカーでした。

そこで色々なスピーカーをお借りして、最後に2つのどちらにするかで、とても悩みました。音はもちろんのこと、基本は音声卓の上に載せて使用するため、重さというのもひとつ重要なポイントでした。PMCは大きいけれど、自分で持ち上げることができました。 

スタジオの設備としてスピーカーがあるところで、さらに個人でスピーカーを購入、使用されるのですね

大きなスタジオなので、SSLをはじめとしたラージコンソールのある部屋からミックス専用の部屋もあるので、どのスタジオでも、同じスピーカーで作業することができたらいいなと思ったのです。 PMCを自分の基準として統一したくて、スピーカーの購入に至りました。

PMC6

エンジニアとしての経験やキャリアを積んでいくにあたって、毎回同じ環境でお仕事ができることは、良いことなのですね

自分の中での基準を作るという意味でも、必要だと考えています。 色々なスピーカーを聴いてきましたが、あるスピーカーでは、スイートスポットが狭く、自分が動くと音が変わってしまう印象がありました。ですが、PMCはスイートスポットが広いため、ラージコンソールが置いてある広いスタジオで録音する時も、作業がしやすかったです。

また、先日サウンドトラックのお仕事で使用した際には、奥行きが見えやすかったので「すごい」と思いました。前後の関係がよく見えて、何をすれば良いのかや楽器の位置関係をすぐに決めることができたため、とても感動しました。「リバーブも少し調整しただけで、こんなに変わるんだ!」ということがわかって、楽しかったです。そして、低域がとてもふくよかに鳴っていると感じました。まだ横置きを試していないので、楽しみです。 

PMCの特徴はリバーブやディレイなどの、空間が把握しやすいところだと思っています

PMCの音は、とてもクリーンですよね。それでアイドルやアニソンの仕事をしたときに、PMCで派手に聴こえたら他の環境で聴いた時も派手に聴こえる、そんな基準が自分のなかで、できてきました。

それはPMCの一番のポイントだと思いますので、PMCの特徴を掴んで使用していただいて、嬉しいです。コンプ感ですとどれだけ潰すかとかそのスピード感を見るのかなと思うのですが、その辺の見やすさはいかがですか。

PMCはレンジが非常に広いため、スピード感や些細な変化がよく見えると感じました。ですので、必要以上にかけることがなくなりました。

最後の質問です。今後の展望についてお聞かせください。

こちらのスタジオの仕事は、演歌、民謡、ジャズ、クラシック、アニメもあるし、サウンドトラックもあります。色々な経験をしていきながら、オールマイティにお仕事がしていければ嬉しいなと思っています。

キング関口台スタジオ


キング関口台スタジオ
WEBサイト : https://cnt.kingrecords.co.jp/studio/
東京都文京区関口2-4-16


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