RIEDEL製品のクリーニングおよび消毒に関するご案内
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本資料はRIEDEL製品をクリーニングし,細菌やウィルス感染症のリスクを下げるためのアドバイスをご提供するものです。
しかしながら,RIEDEL社は,すべての細菌やウィルスを除去するための手順や液体の有効性を保証するものではございませんので,ご留意願います。
予防のために
予防対策は必ず行うことをお薦めいたします。詳しくは世界保健機関のホームページをご確認ください。
一般的には,こまめに手洗いをし,くしゃみや咳をする際には表面や機器の汚染を減らすために,ハンカチなどを口に当ててください。汚れが少ないほど掃除も少なくて済みます。
返却された商品(レンタル品)の検疫について
もし,RIEDEL製品をレンタル機材として貸している場合は,各機材が返却された後に検疫をするのが良い習慣です。
機器の表面上の細菌やウィルスの場合は,これにより感染のリスクを大幅に減らすことができます。
クリーニングについて
RIEDEL製品のクリーニングと消毒は,常識的なルールに従って行ってください。
- 可能であれば,クリーニング時には機器の電源を切る(電源ケーブルを抜く)か,バッテリーパックは取り外してください。
- スチールウールや金属ブラシなどの研磨材を使用しないでください。
- 機材に液体を直接吹き付けたりしないでください。
- 液体でクリーニングする場合は,糸くずの出ないティッシュペーパーやマイクロファイバーなどの布に浸して行ってください。
- 機材の表面をやさしく拭いてください。
- 液体は控えめにご使用ください。
- 消毒する前に,まずは機材の表面などをきれいにしてください。
- 機材への影響(変色など)が疑わしい場合は,クリーニング前に機材の目立たない場所でクリーニング液をテストしてください。
- 光ファイバー・ケーブルや光コネクターのクリーニングについては,一般的な光ファイバー・クリーニング・ガイドを参照してください。
適切なクリーニング液,消毒液について
各液は目的に応じて選択してください。
1)クリーニング液
きれいな水または蒸留水を使用してください。石鹸か穏やかな家庭用洗剤を加えることは有益かもしれません。
2)消毒液
脅威となる細菌やウィルスによって適した液体が異なります。
下記のどちらの液体もアルコールですので,アクリルガラスに使用したり,印刷やタイプのラベルシールの部分に強くこすったりしないでください。
下記の消毒液に関しては,無線機,ヘッドセット,インカムパネル,BOLEROベルトパック本体に使用しても問題ないことは確認済みです。
- イソプロピルアルコール(イソプロパノール,2-プロパノール,プロパン-2-オール,IPA,sec-プロピルアルコールとも呼ばれる。CAS 67-63-0)は,70%の濃度で約30秒塗布されたときに表面を消毒するのに適しています。
- エタノール(エチルアルコールとも呼ばれ,CAS 64-17-5)の濃度が50%から80%の間であれば1分以内に細菌の数を大幅に減らすことができます。
不適切な液体について
アセトン(プロパノン),ベンゼン,トルエン,酸類(クエン酸など),塩素,過酷な洗浄剤や研磨剤,腐食性のある液体は使用しないでください。
※この案内はRIEDEL本社(ドイツ)から発信されたものです。記載されているクリーニング液や消毒液に関しては,日本の法令に基づき,ご使用願います。