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ORFはオールIP OBトラック FÜ1でLAWOのIPシステムを採用

オーストリア放送協会(ORF)FÜ1 OBトラックは、スポーツやカルチャーイベント制作向けに設計された完全にIPベースの中継車です。

アルペンのウィンタースポーツやサッカー中継、エンターテイメントショー、コンサートなど制作形態の異なる番組を、事前準備を含めてフレキシブルにカバーするシステムの中心は、2台のLAWOmc²96グランドプロダクションコンソールシステムと、マルチビューワおよびIPストリーミング用として37台のC100プロセッシングブレードを搭載した5式のV__matrixフレームです。

システムの基幹となるLAWO製品のインストールはOBバンのシステムインテグレーターとして実績のあるウィーンのBFEによって行われました。この新しい中継車は2005年から運用されていたFÜ22の更新として最新の技術を投入しました。

FÜ1は、2020年1月末からワールドカップイベントのプロダクション等でテスト運用を開始し、2020年2月14日のウィーンオペラボールから本格稼働しました。

ORFの放送技術計画部門のビデオ技術グループマネージャーであるAndreas Fraundorferのコメント:「FÜ1はORFで最初のIPプロジェクトであり、スポーツ、エンターテインメント、文化イベントなど幅広い番組制作に対応できるように設計されています。2つのビデオルームとサウンドルーム –「A」および「B」と指定されています– は、それぞれ国際放送および国内放送の放送に対応します。初期のコンセプトでは、オプションのモニタリングIPソリューションを備えたIPスイッチとコンバーターを検討していましたが、テクノロジーの変化により、このコンセプトは効率的に見直され、最終的に既存のカメラと外部への接続を除いてすべてがIPになります」

38トン(長さ16.5m、幅2.5m、移動時の高さ2.5m)のこのトレーラーは拡幅機構があります。モニター側の壁が0.6m移動し、オーディオとビデオの作業領域となる反対側の壁が1.6m移動するため、FÜ1は約77m²の床面積を提供します。24台のワークステーションにモバイルSMPTE2110プロダクションユニット(SMPTE 2022-7の冗長性を備えています)のネットワーキングは、オーディオおよびビデオデータ用に2式のAristaネットワークスイッチを使用し、制御およびその他のタスク用で14式のスイッチを使用しています。

2つのビデオコントロールルームでは、5式のLAWO V__matrixユニットに合計37台のC100プロセッシングブレードを実装します。13台はvm__dmvユニットとしてマルチビューワとして使用され、残りの24台はvm__streamingブレードとしてSDIとIPの変換を行います。 マルチビューワのレイアウトにはLAWOのtheWALLソフトウェアを使用して、最大52の個別画面を構成することができます。

LAWOmc²96プロダクションコンソールは「A」「B」両方のオーディオコントロールルームに設置されています。

コントロールルームAのインターナショナルサウンド用のコンソールには、デュアルフェーダーユニットが装備されており、合計で56本のフェーダーが装備されています。 6式のDSPカードを搭載したコンソールのHD Coreは、合計で288のDSPチャネルを演算し、Wavesの SoundGridも統合をさせています。他には6式のRAVENNA/AES67カードと2重化されたルーターカードも実装しています。 ステージボックスとしては4台のDALLISユニットがRAVENNAインターフェイスで接続されます。

国内放送用のコントロールルームBには、24フェーダーのmc²96が装備されています。 5式のDSPカードを備えたHD Coreは、240のDSPチャネルを使用でき、コントロールルームAと同様にWavesSoundGridが統合されています。 2式のRAVENNAカードと冗長化されたルーターカードでシステムが構築されます。さらに4台のDALLISユニットがステージボックスとして機能します。

「プロジェクトのスタートにあたり、IPベースソリューションと従来からのシステムソリューションが比較されました。 IPソリューションは、技術的な検討事項に加えて、ORFの将来を見据えたコンセプトに到達するためのソリューションとして選択されました。」とORFのオーディオテクノロジー部門のプロジェクトマネージャーであるReinhard Tomek氏は述べています。 「ユーザーにとってフロントエンドが可能な限りシンプルに維持され、且つ最先端の技術対応も行われた、非常に柔軟なシステムが作成されました」

今回FÜ1 OBトラックに加えて、30トンのマテリアルトラックも稼働しました。ここにはマルチファンクショナルルームに加えて、17台のカメラマテリアルを格納するための保管スペースがあります。

「このトラックのシステムインテグレーターとLAWOとの協力は、多くの部署と機能別のチームにまたがっています。関係者全員の協力で優れたシステムを生み出し、FÜ1 はスケジュール通りに、また予算内で運用できるようになりました」とFraundorfer氏は結論付けました。

ORFのオーディオスタッフはすでにLAWOのシステムに精通しており、ラジオやテレビの制作に使用されるモバイルシステムやスタジオファシリティーで多くのLAWOオーディオミキシングコンソールを運用しています。

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