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APA-4E8 | DP548/DP544 | 4 Series | 2 Series | INT485 | DS8000 | GQ600 | Audiocore | SiDD | Flash Loader | iCore | DC1048 | Users

XTA社史

ウスターシャーの空き部屋で慎ましく誕生したXTAのストーリーは平凡さとはかけ離れています。マイク・スプリッター1機種からどのようにして現在の最新鋭デジタル信号処理製品群に至ったのでしょうか。

The Start

Klark-Teknik社の前研究開発マネージャーと技術ディレクターの一人だったAndrew GraylandとJohn Austinが1992年にXTAをスタートさせました。Klark-Teknik社が製造した多数の優れた製品を監督してきてAndrewとJohnの両人はDSP技術はPAシステムの中心に居場所を見出すことができると思ったのでした。当時DSPはその音質ゆえにしばしば軽視されていましたが,二人は適切なアルゴリズムがあって24ビット(DSPデザインの大半が用いていたもの)の代わりに32ビット処理係数を用いれば──デジタル機材を極めてピュアでクリアなサウンドになるように設計できると感じていました。

Split,Analyse,Equalise

XTAの名前が付いた最初の製品が『DS400』マイク・スプリッターで,それに『RT1』と『GQ600』が続きました。このことが各4出力に3バンド・パラメトリックEQを内蔵した『DP100』デジタル・ディレイ・ユニットを開発する時間をAndrewとJohnに与えました。これらのユニットは短期間に大勢の支持者を獲得し,より多くのEQと制御への要求が『DP200』へと繋がりました。『DP200』はXTAのリモート・コントロール・ソフトウェア『AudioCore』の最初のバージョンを用いるハイパス/ローパス・フィルターと共に,出力上だけではなく入力上でのEQ制御へのアクセスをユーザーに提供しました。主に常設用に設計されていましたが,高音質とデジタル制御がもたらした柔軟性ゆえに『DP200』はツアー用途にその道を見いだします。

Setting The Standard

ツアーリング市場での高まる要望に応えるべく1997年に『DP226』が発売され,1999年の『DP224』がそれに続きました。ユニット前面から全パラメーターに素早くアクセスできる『DP226』はすぐにスピーカー・マネジメント・システムの基準製品となりました。XTAはハードウェア制御と並んで自社ソフトウェア・プラットフォーム『AudioCore』の能力も高め,複数コントローラーを用いてシステム全体を遠隔的にまた無線でも調節できるようにしました。『DP226』と『DP224』はすぐに『DP226』のインスタレーション・バージョン『DP6i』によって補完されました。これは同様の素晴らしい音質とパワーを提供しますが,人気の『AudioCore』PCソフトウェアを介してリモート・コントロールされるように設計された基本的なユーザー・インターフェイスを備えたものです。 『DS400』本来の成功が人々の記憶に新しい裡に,その後継機種『DS800』の開発が遅滞なく進んでおり,このユニットも1999年にリリースされました。

Digital Heart,Analogue Soul

なぜ『DP226』がかくも良いサウンドなのかの理由としてしばしば言われる重要な特色の1つが,リミッティングするまできつくドライブされているときであってもリミッターが無色透明であることです。ダイナミック制御のこの知識を広げて,アナログ卓に必要なデジタル・ダイナミック・プロセシング・ツールをエンジニアたちに提供すべく設計された『SIDD』と『Series Two』が2000年2月にリリースされました。デュアル・コンプレッサー,デュアル・ゲートおよびダイナミックEQを含めてアナログのように見えるけれどもデジタル・プロセシングを活用する『Series Two』製品は,特にフェスティバルのシーンでの人気が大いに高まりました。デジタル・コンソールが登場しても『Series Two』ユニットは信号をデジタルのまま卓に通しながらエンジニアにアナログのルック&フィールのサーフェスを提供するAES入出力オプションゆえに新たなファンたちを見出していました。

The Best 4 x 4s

2005年にXTAは『4 Series』システム・コントローラーをリリースし,売り上げを30%伸ばしました。『DP448』は『DP224』『DP226』のアクセシビリティを保っていますがプロセシング・パワーと機能が大幅に強化されています。4入力&8出力までの極めて柔軟なルーティングや拡充されたフィルター・セットを備える『DP448』は入手可能な最も強力なスピーカー・マネジメント・システムの1つです。DSPプラットフォームは完全に再設計されて今ではネイティブな96k/24ビットレートで動作します。72 dB/oct.までのクロスオーバー・スロープ,各入力の28バンドのグラフィックEQ,そして全出力の2ステージのD-Maxリミッティングを『AudioCore』からのトータルなリモート・コントロールと一体化させた『DP448』はシステム管理のスタンダードを再び打ち立てました。

Attention All Control Freaks!

当初『AudioCore』は『DP100』ユニットを制御するためのどちらかと言うと基本的なWindows 3.1パッケージとしてリリースされました。新製品が開発されるのにしたがって,1999年のRolling Stonesのワールド・ツアーで使用するために本来設計された「Array Control」の追加という性能上の大きな「ステップアップ」によってプラットフォームの能力は拡張されました。 このツアーにはdb SoundのEV X-Arrayシステム全体を制御する『DP226』の大集団が帯同しましたが,それは『DP226』が業界のスタンダードとなるのを促進することになった大成功を収めました。

今日まで『AudioCore』はこのシステムの中心にあって,エンジニアたちや技術スタッフに仕事を素早く終わらせるのに必要なツールを提供しています。『AudioCore』は,直感的で安定していて簡単に使えるプラットフォームを開発すべくユーザーたちに聞き込みを行い,出来る限り沢山のギグやフェスティバルで可能な限りの時間を過ごしてきたXTA社のR&Dスタッフのこの10年間の活動を通じて発展してきています。

Space

全世界的な『DP226』と『DP224』の成功を受けてXTAは製造スペースを拡張するだけではなく,独創的なデジタル製品を作り出せるようになるために必要な環境を研究開発人員に提供する必要がありました。大掛かりなリスニング・テストが行えるように同様に重要な専用のデモ・ルームも作られました。2001年にXTAは専用の建物に移転し,2005年には継続する成長を収容すべくこのスペースとビルディングを拡張しました。

Traveling Other Paths

将来をつねに見つめているXTAはクラスDアンプ技術に関する研究プログラムを2003年に開始しました。この作業から生まれた最初の2つの製品が極めて強力なデュアル・モノのデジタル・アンプを包括的なDSPおよびマイクロプロセッサ保護,診断,モニタリングの諸機能と共にかなり小さなパッケージに収容した『BP401』と『BP501』です。これらのOEMユニットの最初のクライアントがFunktion Oneで,同社はこれらのモジュールの音質とパワーに強い感銘を受けてサブウーファーをすべて設計し直してRes2のアクティブ・バージョンを作りました。

Pooling Talents

2007年3月,2年以上にわたる協議を終えてXTAとMC2の重役たちは両社を合併させるという決定に至りました。これはちょうどフランクフルトで開催されていた《Pro Light and Sound》に間に合い,このショーにてアナウンスされました。この契約によってAndrew Graylandが取締役兼株主としてはこのグループを離れて両社とはコンサルタント・ベースで仕事を続けることとなりました。この新しい企業集団にはXTAとMC2と並んでもう1社がいました。MC2が2004年に傘下に収めたQuested Monitoringです。XTAは3社すべてのリソースを1つにまとめてエキサイティングな新製品を市場に送り出す準備を始めました。英国本社で教育プログラムも開始することも計画するXTAはその成長と優れた製品とサービスについての高い評価を保っています。

It’s All About Install with an “i”

DSPの処理能力が高まるにつれて必然的にいくつかの古い部品が入手不能となり『DP226』および関連製品(『Series Two』プロセッサーを含む)の製造は,『DP226』/『DP224』だけで通算10,000台以上を販売して2008年に終了しました。

『4 Series』の成功によって『DP6i』を置換するインスタレーション・バージョンへの要求が高まり,XTAは『DC1048』という新しい魅力的なルックスで応えました──インスタレーション用プロセッサー・シリーズの始まりです。

制御に関してタッチパネルのリモートと新たなソフトウェア・パッケージ『iCore』を備える『DC1048』は,XTAの処理技術とMC2の増幅技術を組み合わせるというシステム全体にわたる精神の始まりとなりました。

『iCore』は『DC1048』の制御やMC2の『Ti Series』アンプ,そしてより新しくは『4 Series』を,カスタム・パネル・デザインやシステム制御パラメーター連結のような強力な新規機能と組み合わせることで,『AudioCore』に代わるものを施工業者に提供しています。

Dynamic Changes

『4 Series』は『DP226』を置換する拡張され改善された製品シリーズとなりましたが,『Series Two』のダイナミクス(特に『C2』コンプレッサーと『D2』ダイナミック・イコライザー)が同様にアップデートされないことを憂う顧客も少なからずいました。この状況を正すべく2010年の遅くに『DP548』ダイナミック・オーディオ・マネジメントが登場。『4 Series』の全パワーを『Series Two』ユニットのダイナミック・イコライザーとコンプレッサーと組み合わせることで新たなフラッグシップ・ユニットとなりました。これは『D2』プロセッサー4台と『C2』コンプレッションの8チャンネルと最終形態の『DP448』(今はマトリクス・ミキシング付き)1台を組み合わせたパッケージに等しいものを1台の『D2』ユニットの追加コストで提供します。

2010年にウェブサイト上でTechBlogを開始しましたが,それはユーザーにとってはユニットの強力な新機能についての最新情報を獲得し,『AudioCore』の最新アップデート版ではダイナミックEQがどのように働くかをリアルタイムで見ることのできる素晴らしいフォーラムとなりました。

Multiply and Divide

充実した2011〜12年に続いて,より多くの開発スタッフを必要としていた研究開発部門は徐々にその規模を2倍へと成長させ,XTA本社内のより広いオープンプランのオフィスに移転しました。この強化されたリソースが初めて実を結んだのが大人気の『DS800』マイク/ライン・スプリッターを完全にリエンジニアリングした『DS8000』でした。

オリジナルよりも高まった柔軟性と改善された仕様を持つ『DS8000』は「バディリンクされた」電源を提供する能力(2つのユニットを接続して万一片方が主電源を失った場合にもう片方が両方のユニットに電源供給できるようにする)を含めて,性能だけではなく信頼性も高める多数の新機能を備えています。

その発展はそこで止まったりはしません。2013年の春にデジタル・バージョン『DS8000D』が登場します──これはアナログ・スプリットはそのままにXTAクオリティのADコンバーターとAES出力を追加したものです。これで各入力は少なくとも2つのトランス式のバランス出力,2つの電子バランス出力,最高192 kHzまでの2つのAESデジタル出力へのスプリットを備えることになり,ワードクロック入出力も備えています──非常に優れた組み合わせです。

Amplified Performance

MC2との勢力統合以来,両ブランドの長年のユーザーたちは両社の最良の技術を組み合わせるような製品を求めていました。

数年の開発の結果が世界で最も強力なアンプとして称賛されているもの,2014年の『APA』プラットフォームです。ネイティブなイーサネット制御やDante音声ネットワーキング,そして4つのチャンネルをまかなうのとデジタル音声をネットワークに戻すのに充分なプロセシングを備えた『APA』は4×5000 W/chまでを提供できるまったく新しいパワー・アンプ・プラットフォームと強化された電源を特徴とします。これによって極めて困難な負荷でも,また誤解されるようなクラスDアンプ仕様にしばしば記載されるわずか数ミリ秒よりも長く,高性能を保つことが可能になっています。

#powermeetsprocessing

パワー・アンプ設計の研究は2017年にMC2初のDSPアンプ・シリーズ『Delta Series』のリリースにつながり,それは次いで同年のXTAの『DPA Series』と『DNA Series』となりました。

『DPA』および『DNA』アンプは,4チャンネルのプロセシングに加えて4つの独立した処理済みAUX出力(『DPA』),そして他の『DPA』アンプまたは,アナログかネットワーク音声を受けることのできる非DSPデザインの『DNA』アンプが使えるようにこれらのAUXをDanteネットワークに出力する能力のようなユニークな特長を提供します。

DSP対応および非DSP対応モデルの両方とも,XTAが提供する極めて広範なリモート・コントロール選択肢(イーサネット,USB,RS485,そして特注のiPadアプリ『DeltaDirect』を用いて)と組み合わせたこれらの4チャンネル・アンプは将来も使い続けることができるプロセシングの新プラットフォームとなっています。