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ロンドン&アトランタの「Telegenics」社のOBトラック〈T-Wiz〉,RIEDEL『MediorNet』を用いて分散化ネットワークを構築

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2018-08-17

英国に本社とアトランタに米国オフィスを持つリモート制作会社の大手「Telegenic」社は,米国でのゴルフ番組中継放送に欠かせないリダンダントな分散化信号ルーティング/伝送インフラストラクチャーを提供すべくRIEDEL『MediorNet』を選び,『MediorNet』リアルタイム信号伝送/処理/ルーティング・ネットワークを用いることによって次のような重要な利点を獲得しました:
• ワークフローの設計における先例のない柔軟性
• 内蔵された同期機能が運用を洗練
• 劇的に単純化されたセットアップで設営&撤収時間を短縮
• ライブ制作環境や大きく変化する気象条件での障害復旧を可能とする内蔵リダンダンシー

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www.telegenic.co.uk

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「『VSM』ハードウェア/ソフトウェア・パネルで制御される『MediorNet』は,技術/制作クルーたちに今までなかったような柔軟性をもたらします。色々な機材から信号を出し入れしてルーティングする必要がないこのオールインワンのアプローチはセットアップを劇的に単純化します。RIEDELのネットワーク・ベースの設計は車両の接続とリソースの共有化をはるかに簡単にしてくれます」。
──Telegenic社米国運営監督Andrew Wisniewski氏

顧客
放送業界で最も要求の厳しい運用分野の1つ,すなわちOB(outside (remote) broadcasting)の最前線に立つTelegenic社。同社は30年以上にわたって世界中のリーダー的放送局に最高水準の品質と専門知識とサービスを提供してきています。プロジェクト管理とエンジニアリングと運用の技倆に優れた同社は,世界で最も壮観なライブ・イベントのいくつかを配信することを支援してきました。HDのパイオニアで3Dと4Kの世界的リーダーでもある同社はクライアントの期待を凌駕するために,最新技術を採り入れ開発し続けています。

課題
年に34週以上にわたるゴルフ・ツアー・イベントのために自社OBトラック「T-Wiz」を効率的に運用すべく,Telegenic社は一体型の総合的信号伝送/ルーティング/処理ソリューションを必要としていました。以前に複数ベンダーのコンポーネントで構成された非一体型ソリューションを使っていましたので,同社はスケジュールを守れる唯一の道は自らの要求に付いてくることのできるインフラストラクチャーに投資することであることを理解していました。
Telegenic社は他のベンダーから出ている様々なIPおよび「ソフトウェア定義のハードウェア」ソリューションを調査しました。その中で,前向きな考え方やネットワーク・ベースの設計だけではなく自社ハードウェアの実証済みの性能もデモしたのがRIEDELのチームでした。

ソリューション
Telegenic社の『MediorNet』ネットワークはコア・ルーター『MediorNet MetroN』1台と高密度メディア分配ネットワーク装置『MicroN』10台,そしてHD映像や様々な音声およびデータ信号の伝送を容易にするためのステージボックス/メインフレーム『MediorNet Compact Pro』4台から構成されます。
各ゴルフ・コースの現場では,『MediorNet』コンポーネントはどれも10 Gbps光ファイバー・ネットワークに接続されて分散化ルーティング・マトリクスを形作ります。システム内のWDMマルチプレクサーがRIEDEL『MediorNet Compact Pro』に必要なファイバー接続の数を,6つのシングル・モードのコアからわずか2つへと低減しました。『MediorNet』の信号の自動再ルーティング能力を得たTelegenic社のチームはたった4つのコアを用いてオプティカルなフルリダンダンシーを作り出すことができます。
この作り込まれたリダンダンシーはあるイベントにおいて重要さを証明しました。『MediorNet Compact』フレームの1台は開始時に9つのリンクのうち7つのみを持っていましたが,30分の生番組が経過するうちに,リンクはわずか2つへと減ってしまいました。それでもこのシステムはリンクからリンクへと切り替えることで番組をオンエアし続けて任務を完遂しました。
音声と映像のルーティングや音声エンベディング/ディエンベディング,同期信号分配といった統合された信号処理機能も極めて価値の高いものであり,これは追加ハードウェアの必要性をなくします。
さらに,『MicroN』のうちの2台で動作する『MediorNet Multi-Viewer App』が,マルチビューワー・スクリーンを4つまで作るのに使用可能な最高18の映像信号のマルチビューイング機能をもたらします。これらはローカルに使うことも任意の『MediorNet』ノードに再分配することもできます。また,いくつかのリモート・ロケーションからのバックアップ音声伝送を提供するために『MediorNet』バックボーンの上に置かれるRIEDELの『RockNet』リアルタイム音声ネットワークも含まれています。

結果
RIEDEL『MediorNet』ネットワークは,様々な現場ロケーションの統合によるTVコンパウンド内のホスト放送局車両からの映像/音声信号の光ファイバー・ベースの取り込みから,従来の放送用ルーティング/マルチビューイング・ハードウェアの置換まで,制作のあらゆる面で使用されています。そしてオプティカル・マルチプレクシングをシステム内に統合したおかげで,リモート・ロケーションに必要なファイバーの本数を減らしつつ,ケーブルに問題があったときに信号を自動的に再ルーティングする『MediorNet』のユニークな能力をフルに活用することができます。

「複数フォーマット,低レイテンシーのSRC,そして豊富なMADIサポートがフルに相互運用性のある音声を用意してくれます。『MediorNet』と『RockNet』をTelegenicのプロジェクトに統合するのは単純かつ効率的なプロセスでした」。
──Telegenic社英国音響部長Simon “Foz” Foster氏

2018-08-17c.jpg分散化バックボーンによって,信号ルーティングの今までなかった柔軟性そしてCWDMのオプティカル・マルチプレクシングを介するリダンダンシーを簡単に生み出すことが可能になり,ケーブル配線は単純化され,設営と撤収の時間は短くなります。