2018-12-19(原文掲載:2018-11-20)

米国「フラティロンズ・コミュニティ教会」,FOHとレコーディングにLAWO『mc²56』を使用

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コロラド州ラファイエットに位置し毎週平均して約19,000が訪れる「フラティロンズ・コミュニティ教会(Flatirons Community Church)」は礼拝とオンライン・コミュニティ用のポストプロダクションを進歩させるために第三世代のLAWO『mc²56』デジタル制作コンソールを設置しました。

「このプロジェクトの第1のゴールは,チャンネル数の制限や利用可能なDSP,限られた「DAW内」処理と録音容量に縛られたワークフローの「蓋を取る」ことでした」と同教会の音声ディレクターBryce Boynton氏が説明します。「私たちはポストプロダクションで用いられる使える技法をすべて取り出して,それを生放送の環境に組み込みたいのです。それがタイムアラインされたマイクであっても,またリアルタイムのドラム・サンプリングやボーカルのリアルタイム音程調節,マスター・バスの処理,あるいは,とりわけリアルタイムのダイナミック・オートメーションであっても,私たちは公開用にできる限り「アルバム・ライク」なサウンドを作りたいのです」

このコンソールは既存のPAおよびモニター・システムと並んで配置され,これによって週4回の礼拝をオートメーションを動作させながら生でミックスし,礼拝が終わると録音担当者に自動化されたポスト・ミックス用のスタート地点を提供できるようになっています。

同教会の確立されたワークフローは,教会のDante分配ネットワークから直接Pro Tools HDシステムに録音を行い──今ではLAWOコンソールにも信号を送ります。コンソールの『Nova73 Compact』コアが256チャンネルのDante入出力をサポートしますので,既存のDanteレイヤーとの統合には既存システムへの最小限の変更しか必要としませんでした。その結果として,この新しいワークフローは,2日間のリハーサルとさらに2日間のレコーディングに同じWavesプラグインとDSP設定を使うことができます。「音声ファイルをリミックスのために外部に送ることと較べて,事後のワークフローから少なくとも2日を削るということを期待していました」とBoynton氏は説きます。

「まだ統合作業中の処理には次のようなものがあります:AFVのトリガー動作,複数の再生装置で同期したマシン・コントロール,mxGUIコンフィギュレーション,そしてダイナミック・オートメーションの高度な編集,です。このコンソールの,コンフィギュレーションによって様々に異なる環境内で動作できる能力は極めて印象的です」と同氏は話しを続けます。「LAWOの実装担当チームは私たち独自のワークフロー向けにカスタムなハードウェア制御のための専用スクリプトさえ書いてくれました。この卓は「何でもできる」ブロードキャスト・コンソールとして,またFOHコンソールやモニター卓,あるいはカスタムなコンフィギュレーションを備えた他の卓用のリモート・コントローラーとして,構成することができます」

Boynton氏にとってLAWOは長いこと「ダイナミック・オートメーションというかなり狭い世界でのメジャー・プレーヤー」でした。

「『mc²56』は全オートメーションをそれ自身のコンピューターに極めて洗練された方法で記録します」と同氏は語ります。「礼拝と共にカットを行い,音楽上の小さな編集をして,事後に最初からやり直す必要なしにミックスを管理できることはとても貴重です。週中のレコーディングのリハーサルと週末前のバーチャルなミキシングによって,私たちはポストプロダクション品質のライブ・ミックスの準備を土曜日の最初の礼拝のときまでに完了させます。日曜日の最後の礼拝の終わりには私たちはかなり出来上がったものを手にしています。そして,ちょっとした編集とミックスのさらなる仕上げを行って,最終バージョンはその同じ夕べのうちに,投稿して恒久的にオンラインにする準備が完了します。このことはコンテンツの関連性と品質ゆえに,より多くの視聴者層を呼び込むことに貢献するでしょう」

Boynton氏は次のように話しを結びました:「LAWOさんはつねに大規模音声制作とネットワーキング分野でのフロントランナーであり,高品質の音楽制作に対する強いバックボーンと情熱も持っています。これらのコンソールは音楽を念頭に作られています。信号分配と管理についても同様です。『mc²56』は単なるブロードキャスト・コンソールではありません。品性の良さも作り込まれています。

「このコンソールは音楽を極めてクリーンに処理します──ソースから来たもののキャラクターを変えることなく,チャンネルにきついコンプレッションをかけることができます。LAWOコンソールでのミキシング作業はとても楽しいです。というのも各チャンネルを3つのカテゴリーに区切ることができるからです──コンソールに入ってきた信号の純度を保つこと,コンソールのチャンネルへの処理方法,Wavesライブ・サーバーやその他のアウトボード機材を使ってこれに追加する「カラーリング」の種類,です。

「『mc²56』は極めて柔軟かつカスタマイズ可能です──要するに制約がないということです。このコンソールの能力についてまだ知らないことが沢山残っていますが,そのうち見付け出すでしょう。エンジニアたちが作業するのに馴染みのあるプラットフォームであると同時にそれぞれの立場に合わせてカスタムなコンフィギュレーションが行われてある卓を持てるように,私はLAWOさんにはこの先さらなる卓を期待しています」

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