2018-09-06

米国フィルム・スコアリングの老舗「Manhattan Center」,Studio-7の設備をLAWO社製80フェーダーの音声卓でアップグレード

ニューヨークにあるイベント/コンサート/テレビ/録音制作のための第一級施設「マンハッタン・センター[Manhattan Center]」は自社録音スタジオ「Studio-7」の改修を完了させました。「FM Design LTD」社の建築音響デザイナーFrancis Manzella氏が監督したこの技術的アップグレードには,コントロール・ルームに最新鋭の録音/ミキシング/制作システムを装備すること,プロデューサーの仕事場所を拡張すること,そしてIPベースの80フェーダーLAWO『mc²56』制作コンソールを新たに設置することが含まれていました。

John BarrymoreとMary Astorが出演した古典的《ドン・ファン(1926)》向けのシネマ初フィルム・スコア録音で歴史に名を残したマンハッタン・センターは今もなおニューヨークの最上級スコアリング・ステージの1つとしての地位を保っており,同所を使用した著名作曲家のクレジット一覧は映画と録音の両方の発展を映し出すものですが,少し挙げるだけでもClint Mansell(《ノア 約束の舟(2014)》),A.R. Rahman(《マダム・マロリーと魔法のスパイス(2014)》),オスカー賞獲得のElliot Goldenthal(《フリーダ(2002)》《アクロス・ザ・ユニバース(2007)》)が含まれています。LAWO音声卓を用いてStudio-7で最近録音されたスコアには《プリンス・オブ・ブロードウェイ》のオリジナル・キャスト・レコーディング(2018),Netflix向けのElliot Goldenthalの《夜が明けるまで(2017)》,Stewart Lermanが制作し,Bill ElliottがAmazon Prime向けにアレンジした《マーベラス・ミセス・メイゼル(2017)》などがあります。

マンハッタン・センター社長Markus Karr氏のコメント:「マンハッタン・センターの録音スタジオとイベント・スペースはニューヨークの音楽産業を支える長い歴史を持っていますので,私たちは高い機能水準を保つように努力しています」。

同センターの音声映像制作主任技師Joshua Coleman氏のコメント:「Studio-7をアップグレードする時期がやって来たときに私たちはLAWO『mc²56』オーディオ・コンソールを選択しました。この設置によってネットワーキングの新たな次元が拓かれ,マンハッタン・センターを市場内で際立たせるネットワーキング機材と接続できるようにするDanteを使用可能になりました」。

このLAWOコンソールは,同センターでの制作として受け容れるオーケストラやフィルム・スコアの大胆かつ複雑で高品質な録音の要求にもはや応えることができなくなったアナログ・コンソールを置換する形で設置され,フィルム・スコア録音の全体的な質を高める最新の効率の良い柔軟なワークフローをもたらし,またスタジオのかさばるケーブリング・システムを無くしました。LAWOコンソールのDSPとルーティング容量が多数のチャンネルを要する生バンドやTVショーを含む制作の円滑な運用を確保し,その性能やチャンネル数,ルーティング容量,機能セットは生放送テレビ番組制作の要求事項に相応しいものとなっています。

『mc²56』は最上級の音質を広範な用途や規格をサポートできる高効率かつ柔軟なワークフロー設計と組み合わせたことで人気があります。最も観られているエンターテインメント/スポーツ番組や世界的なイベントの制作現場や世界中の最高級クラシック音楽の演奏と録音施設の多くにはLAWO『mc²』シリーズ音声制作コンソールが設置されています。