2018-06-25

LAWO『V__matrix』,ベルギー「NEP Belgium」の新S8L HD/UHDトラックのコアとなる

「NEP Belgium」社は「Broadcast Solutions」社が開発したStreamline OBバン・ファミリーから自局初のOBトラックを使用し始めました。新たに追加された制作車両Unit 18は「S8L」であり,StreamlineファミリーのOB車両の新たなIP対応版となるものです。この車両はHDおよびUHDフォーマットの両方で作業でき,8台までのUHDまたはHDカメラを扱うことができます。車両内の部屋についての新コンセプトと付加的な相互接続テクノロジーを持つS8Lは制作時により高い柔軟性を提供し,将来のIPベースのワークフローに適応します。

一般的なS8LとStreamline OBバンにとって新しいものがLAWO『V__matrix』の実装です。これは信号の処理やディエンベディング/エンベディングやRGBカラー補正を扱うソフトウェア定義のIPルーティング/処理/マルチビューイング・コアです。S8Lは映像ステージボックスを2台搭載しており,そのそれぞれはIP映像/音声/同期伝送用のLAWO『V__link4』1台とネットワーク・ベースの追加音声入出力用の『A__mic8』ユニットを装備しています。このIPステージボックスは本来の音声接続能力以外に4系統の3G/HD/SD SDI入出力を提供します。各ステージボックスは2x10Gbイーサネット光ファイバーを介して『V__matrix』IPコアに接続されます。このシステムはST2110,ST2022-6/7,Ravenna/AES67の各ストリーミング・フォーマットをサポートします。

IPストリーム管理を取り扱い,Sony〈XVS6000〉ビジョン・ミキサーやIhse社〈KVM〉スイッチ,LAWOの音声卓とRIEDELのインターカムを含むこの設置全体を監視する『VSM』IP放送制御システムが制御を支配します。 コンパクトなサイズながらルーターを統合し,内蔵DSPおよび入出力を持つLAWO『mc²36』コンソール(40フェーダー)は5.1サラウンドの制作とワークフローのあらゆる要件に応えます。柔軟な音声接続能力を得るべく『mc²36』の接続能力を拡張するために,LAWO『mc² Compact I/O』を備えた音声ステージボックス1台が選ばれました。光ファイバーを介して接続されるこの頑丈な5RUステージボックスは追加で32個のマイク/ライン入力や32個のライン入力,8個のAES入出力,AES67/RAVENNAトランスポート・モードのGPIOを提供します。さらに,DirectOut社の〈Montone 42〉MADI to Audio-over-IP(RAVENNA)ブリッジがネットワーク・オーディオの既存インフラストラクチャーとのシームレスな統合をもたらします。

「このトラックの設計に際してLAWOさんとBroadcast Solutionsさんとご一緒に仕事をするのは素晴らしいことでした。様々な技術部門との協働で達成したレベルが将来のモデル・ソリューションを設計することに役立ちました。LAWOさんのサポートとビジョンのおかげで,私たちはIPネットワークを用いた制作を開始することができます」とNEP Belgium社技術移転監督Geert Thoelen氏。

NEP BelgiumのS8Lトラックはすでに運用が始まっていて,JupilerリーグとProximusリーグ(サッカーの第1および第2ディビジョン)向けの定期的な制作を行っています。このトラックは先の週末に,Guns’n’RosesやMarilyn MansonやIron MaidenやOzzy Osbourneたちによるアクツをフィーチャーしたベルギーはデッセルでの《Graspop Metal Meeting》の生中継を制作しました。