2018-02-01

伊「ARET」社,国営放送局「RAI」のスタジオと OB バンを LAWO『V__pro8』でアップグレード

LAWO 製品とソリューションの長年のユーザーであるイタリアの公共放送局「RAI」に,このたび LAWO『V__pro8』8 チャンネル・ビデオ・プロセシング・ツールキットが 37 台納入されました。

この新たな LAWO 機材は全国的な技術アップグレードならびにイタリア全土に散らばるスタジオと OB バンの改修に使われることになっています。競合ブランドの映像を放送環境内で処理する能力を精査する試験制作に参加し,入札を勝ち取ったのが LAWO パートナーのシステム・インテグレーター「ARET Video and Audio Engineering」社(ミラノ)です。

ARET の営業担当副社長 Alessandro Asti 氏のコメント:「『V__pro8』のユニークな機能と柔軟性が──その同期/変換/エンベッド/ディエンベッドを行い,音声と映像両方に遅延を適用する,そして一度に 8 入力を監視する能力が──テンダーで最高の技術点を受けました。卓越した性能のおかげで『V__Pro8』は RAI のスタジオと OB バンでの信号監視のための完璧なツールとなります」。

この RAI プロジェクトは ARET と LAWO との間の成功を収めたいくつものジョイント・プロジェクトの最新のものです。2017 年からのもう 1 つの特記すべきプロジェクトが,イタリアの制作会社「NVP」の OB バン「OB4」への艤装でした。OB 4 の音声システムの中枢となるのが LAWO の制作コンソール『mc²56』の 1 ペアと『Nova』ルーターと『DALLIS』インターフェイスです。OB バン全体は LAWO『VSM』(Virtual Studio Manager)システムを用いて制御されます。LAWO の 8 チャンネル・ビデオ・プロセシング・ユニット『V__pro8』はわずか 1RU のラックスペースを使うだけでプロデューサーたちに放送制作ワークフロー全体の制御を提供します。これらの LAWO システムは一丸となって,欧州で最も難しい制作のマルチフォーマット運用に求められる多機能性をもたらします。

『V__pro8』8 チャンネル・ビデオ・プロセシング・ツールキットについて:『V__pro8』は今日の放送制作ワークフローに必要なあらゆる「接着(glue)」機能を備えたフルデジタルの小型 8 チャンネル・ビデオ・プロセッサーです。『V__pro8』は柔軟性の高いマトリクス・システムとして機能します:8×8 映像マトリクスと 384×384 音声マトリクスを用いて任意の信号間でスイッチングが可能です。HTML5 ベースのモダンな GUI が日々の作業を素早く扱うことができる直感的なインターフェイスとなります。

高品質のフォーマット変換や色補正,そして音声エンベディング/ディエンベディング能力を用いて『V__pro8』は異なる映像フォーマットを接続します。また,スタジオ・インフラ内で映像から音声への効率の良いブリッジとなる高密度 MADI 音声接続を用いて映像と音声の管理を一体化します。映像と音声管理をこのように 1 つのユニットに組み合わせることで,必要とされるスペースやワイヤリング・インフラやコストを大幅に低減して,最高度の運用効率を達成できます。


写真(提供:ARET)
ARET の最高経営陣:左から右に,Umberto Asti 氏(営業担当副社長),Angelo Asti 氏(社長兼CEO),Alessandro Asti 氏(営業担当副社長)。アムステルダムにおける IBC で ARET の OB バンの前にて

ARET について
ARET Video and Audio Engineering 社は世界的に有名なシステム・インテグレーターです。1976 年以来,ARET 社は放送用の統合映像音声ターンキー・システムを提供してきており,いくつかのブランドの機材の正規ディストリビューターでもあります。
世界的な活動を行う企業として ARET はこの 40 年余にわたって 450 台以上の OB バンをヨーロッパ,アフリカ,中東,東南アジアに納め,世界中のあらゆるところにいる放送クライアントや民間のサービス会社向けの制作スタジオやロボティクス・スタジオ,MCR(Master Control Room),MAM(Media Asset Management)システム,カンファレンス・ルームといったプロジェクトを成功させてきました。
ARET は高品質のターンキー・プロジェクトを国際的な顧客たちに納入し続けています。グローバルな市場では効率の改善への容赦ない要求に応えるための先見の明と経験が必要です。