2017-07-27

ハンガリー「Antenna Hungária」,世界水泳選手権大会の生放送制作に LAWO 機材を使用

メディア・サービスや有料テレビ/制作サービスのプロバイダー「Antenna Hungária」は 13 台の車両を所有するハンガリーの主導的 OB 会社でもあります。他の放送局や自局のチャンネルにサービスを提供している同社は,現在ブダペストとバラトンフレドで開催されている《2017 FINA World Championships[世界水泳選手権大会/世界水泳ブダペスト2017]》のホスト放送局として,国際フィードと地元放送局向けの付加コンテンツを制作するために,自社の車両隊すべてを投入しています。

既存 OB バンの改修と数台の新造を終えて,同社のトラック隊はドイツの放送技術スペシャリスト LAWO の音声卓と周辺機材を多数装備しました。最新の納入には 48 フェーダーの『mc²56』オーディオ・コンソール3台と『mc²36』コンソール4台(3台は 16 フェーダーのコンフィギュレーションで1台が 40 フェーダー)があり,これによって同社の現在運用中のコンソールは『mc²36』5台,『mc²56』3台となりました。この契約には『LCU』(Lawo Commentary Unit)や『Compact I/O』,『V__pro8』,『Nova73』音声ルーター,『DALLIS』ステージボックス,『A__madi4』も含まれています。同社の OB バン全車は LAWO『VSM』放送制御/監視システムを採用して制御を統一しています。

参加人員や全世界的なメディアでの取り上げに関して世界最大のスポーツ・イベントの1つである《世界水泳選手権大会》は,今までハンガリーで開催された中でも最も規模の大きい競技大会です。6つの種目のほぼ 3,000 人のアスリートたちが 17 日間にわたって 75 のイベントで競い合うこの大会は,準備期間が4年に減らされたので,主催者側に新たな難問を課していました。

各競技は5つの会場で繰り広げられます。水泳と飛び込みはブタペストの最新鋭の複合施設で行われています。ダガリー・スイミング・コンプレックスが同大会のメイン会場となります──その建築は2年という新記録で完成しましたので,すでに優れた業績であると見なされています。

水球はハンガリー初のオリンピック金メダリストにちなんで命名されたハヨーシュ・アルフレード国立水泳スタジアムに集まる観衆を楽しませるでしょうし,英雄広場とヴァイダフニャド城の隣の野外アイス・リンクの仮設会場は世界最高水準のシンクロナイズド・スイミングの選手たちを迎え,高飛び込みはドナウ川に沿い,王宮の丘の麓,壮麗な国会議事堂の対岸で競い合っています。オープンウォータースイミングはバラトンフレドの街にあるバラトン湖の近くで開催されています。

本大会での作業の最前線に立つ同社の OB 車両隊への新参者には 16 台のカメラが搭載されていますがこれは 20 台に増設可能であり,また3枚の DSP カードと 18 基の MADI ポートを備えた LAWO『mc²56』音声卓1台も載せられています。この卓は音声システム全体を IP ネットワークに統合するのに RAVENNA を用いており,信号の引き回し距離が長くなったときに優れた自由度を発揮します。このトラックは本大会のホスト放送にも使われています。

「LAWO 製品の信頼性と柔軟性,そして優れたシステム・インテグレーション能力ゆえに,私たちは LAWO 機材を使って作業しています」と,Antenna Hungaría のシニア・オーデイオ・マネージャー Zoltan Tihanyi 氏は機材選定について語ります。「私たちが LAWO を選んだのはその簡単な動作モードのためでもあります──当社の OB バンの内部で『VSM』と LAWO のオーディオ機材を用いれば,当社のオペレーターたちに1つのシステムについて教えるだけで,彼らは車両隊すべてで作業できるようになります。私たちは LAWO コンソールをエンターテインメント番組やスポーツ放送,ミュージカル,演劇,マルチトラック録音といった様々な種類の作業に使っています。

「これらのコンソールで一番気に入っているのはサウンドと作業のし易さです。また,LAWO のワークフローを私たちの通常の日々の作業に組み込んでセットアップの時間を低減することもできます」。

新しい LAWO 機材の立ち上げの一環として,同社は『V__pro8』ビデオ・プロセシング・ツールキットの最新機能の恩恵も受けています:「私たちは『V__pro8』が市場に出たときに LAWO を使って作業をし始めました」と Tihanyi 氏は回想します。「そして『V__pro8』を使うことで今までよりもはるかに深いシステム統合が可能になりました。私たちは『V__pro8』をエンベディング/ディエンベディングやクロスコンバージョンのようないくつかの目的に使っており,また Dolby E 管理も『V__pro8』でのみ行っています」。