2017-06-28

イタリアの放送制作会社 NVP,4K の新フラッグシップ OB バンに LAWO の音声/映像処理および制御ソリューションを採用

イタリアの制作会社「NVP」が運用する OB バンの一団に新たに追加された「OB 4」は欧州で技術的に最も先進的な OB リソースであると言えます。この3段階に拡張されるトラックは SD,HD,UHD,SDR,HDR でのマルチフォーマット制作能力を搭載しています。現地イタリアのパートナー「Aret」社と共に LAWO は音声/映像処理と自動化製品を OB 4 に納入しました。

OB 4 の音声システムの中心にあるのが LAWO『mc²56』制作コンソール2台と『Nova』ルーター1台と『DALLIS』インターフェイスです。OB バン全体は洗練された LAWO『VSM』(Virtual Studio Manager)システムを使って制御され,放送制作のワークフローに必要な同期機能をコンパクトな 1RU の筐体内に収めた LAWO の8チャンネル・ビデオ・プロセシング・ユニット『V__pro8』も採用されています。この音声卓と『VSM』は協働して,欧州における難度の非常に高い制作でのマルチフォーマット運用を可能にするために必要な多機能性を確保します。イタリアのセリエAフットボール・リーグの試合(4K 制作)やコンサートとミュージカル,そして脚光を浴びる会議にわたって,OB 4 は様々な制作用途に優れた能力を発揮しています。最近では NVP がホスト放送会社を務めた 2017 年5月のタオルミーナでの G7 サミットで OB 4 は活躍しました。

OB 4 は同時使用可能な Grass Valley のカメラ(20 台の 4K LDX86N と8台の 8 LDX82 WorldCam,すべてが HDR 機能付き)や Dolby E,12 台の再生ステーション,6箇所のプロデューサー席を備えます。専用の映像/音声コントロール・ルームを2箇所持ちますので,すべてのソースを完全に分けて扱うことができ,あらゆる種類の制作においてホスト信号と国内向け音声の統合を車内で行えます。

NVP の技術マネージャー Ivan Pintabona 氏は LAWO についで次のように語ります:「私が LAWO を選んだ理由の1つがその優れた信頼性です。しかし何よりも,一番決定的だったのは私たちが OB バン上で毎日出会うような運用上の問題に対して具体的な解決策を見出す LAWO 製品の機能と能力でした。

「結果は一目瞭然です──もし OB バンが首尾一貫したオープンなインフラストラクチャーを持つということになれば,それは OB 4 のようになるはずです。LAWO のソリューションは優れたパワーと多機能性をもたらし,複雑な操作をシンプルにして,そしてきわめて複雑なリモート制作能力を楽々とサポートする接続を確立させて,どんな相互作用にもインフラストラクチャーをオープンにすることができます。『VSM』は同じ分野の他の製品と一緒にまったく問題なく動作しています。私は自分の選択に大いに満足していて,LAWO 製品を毎日使って新しい解決策と機能を開発しているところです」。

OB 4 の2台の『mc²56』は『Nova』ルーター1台と『DALLIS』インターフェイスに接続されています。同期・連結機能に関して,NVP は『V__pro8』プロセッサーを用いて,異なる映像フォーマットの接続や音声と映像の連結を行っています。高品質のフォーマット変換や色補正や音声のエンベディング/ディエンベディングが可能な『V__pro8』は,異なる放送の世界や異なるフォーマットの間を橋渡しするコンパクトながら強力なビデオ・プロセッサーです。

マルチフォーマット(4K UHD HDR,HD 1080P HDR,HD 1080i SDR)のサイマルキャスト制作で使われますので,NVP は強力な制御システムを必要としていました──『VSM』システムが本領を発揮するのはそのようなところです。『VSM』は全体的なラベル表示とタリーを含めて OB 4 内のあらゆる関連機材を制御します。このシステムは IP バックボーン上で動作しますので,IP 領域で OB 4 が今後も発展し,制作に使用され続けて行くことは確実です。

LAWO 社の音声/制御ソリューションの組み合わせは OB 4 の高い技術的な能力に最大限の柔軟性をもたらし,その潜在能力を最大限に引き出せるようにしています。