2017-05-17

ハンガリーの放送局,世界水泳選手権のために LAWO 製品で OB トラック隊を補強

大掛かりな改修計画に基づいて,ハンガリーのメディア・サービスおよび有料 TV/制作サービス・プロバイダー「Antenna Hungaría」社は自社 OB トラック隊に LAWO 社のオーディオ・ミキシング・コンソールと関連機材を採用しました。

Antenna Hungaría はハンガリーの大手 OB 会社であり,自社の地上波テレビ/ラジオや衛星チャンネルのためや他の放送局にサービスを提供しています。先頃,Antenna チーム・メンバーが OB バンの一団に組み込まれる4台の LAWO コンソールを受領するためにドイツはラシュタットの LAWO 本社を訪れました。全部で 12 台の OB バンを運用していて──ほとんどが LAWO の音声卓を搭載──新たに1台を建造中の Antenna は,ブダペストとバラトンフュレドで開催される《2017 FINA World Championships(世界水泳選手権)》の放送用信号の管理に携わることになっています。

OB バンの改修と新造の一環として,Antenna Hungaría は全トラックが要求の極めて厳しい制作をも確実に扱えるようにしました。この新たに納入される LAWO のミキシング・コンソールは 48 フェーダーの『mc²56』3台と『mc²36』4台(16 フェーダーが3台と 40 フェーダーが1台)で,『LCU』(Lawo Commentary Units),『Compact I/O』,『V__pro8』,『Nova73』オーディオ・ルーター,『DALLIS』ステージボックス,『A__madi4』Audio-to-IP インターフェイスも同時に収められます。統合された制御を行うべく OB バンはすべて放送制御/監視システム『VSM』を採用しています。この更新によって Antenna Hungaría は5台の LAWO『mc²36』と3台の『mc²56』を所有して運用することになります。

Antenna Hungaría のシニア・オーディオ・マネージャー Zoltan Tihanyi 氏は次のようにコメントしています:「信頼性と柔軟性そしてシステム・インテグレーションの可能性ゆえに私たちは LAWO 社の機材を使って作業しています。LAWO を選んだ理由には操作のし易さもあります──私たちの OB バン内で『VSM』と LAWO の音声機材を使えばオペレーターたちに1つのシステムを教えるだけで済み,彼らはどの OB バンでも作業できます。また,日々の作業に LAWO のワークフローを簡単に統合することができ,これはセットアップ時間の短縮につながります。

「私たちはエンタテインメント番組やスポーツ放送,ミュージカル,劇場でのショー,マルチトラック録音等の様々な種類の仕事に LAWO コンソールを使っています」と氏は付け加えます。「私は LAWO コンソールのサウンドと仕事のし易さが気に入っています」。

先頃の立ち上げの一環として Antenna Hungaría は LAWO『V__pro8』ビデオ・プロセシング・ツールキットの豊富な機能の利点も享受することになりました。「私たちは『V__pro8』が市場に出されたときから LAWO を使って作業を始めました」と Tihanyi 氏。「これを使うことによって,いままでやってきたものよりも深くシステムの統合を行えました。エンベディングやディエンベディング,クロスコンバージョンのようなことに『V__pro8』を使っています。また Dolby E 管理も『V__pro8』上でのみ行っています」。

現在,Antenna Hungaría では3枚の DSP カードと 18 の MADI ポートを持つ『mc²56』オーディオ・コンソールを搭載する新しいトラック──最初はカメラ 16 台用ですが 20 台に拡張できます──を作っています:「この新しいトラックはブダペストでの世界水泳選手権のホスト放送で初めて使われることになっています。私たちは RAVENNA を用いて音声システム全体を1つの IP ネットワークに統合しましたが,このことによって特に長距離をカバーしなくてはならない場合の自由度が高まりました」と Tihanyi 氏はコメントします。

Antenna ではブダペストとバラトンフュレドで7月14日〜30日に開催される《2017 FINA World Championships》(世界水泳選手権)の放送信号を制作するのに LAWO 機材を搭載した OB バンを使用します。